中国で話題の絵本新人賞受賞作『トウモロコシの おもいで』 作家・小川糸による翻訳版発売

 大好きなおばあちゃんが認知症で記憶をなくしていくことについてファンタジックに描いた絵本『トウモロコシの おもいで』日本語翻訳版が6月20日に発売された。

 本作は大好きだった祖母との思い出をファンタジックに描いた絵本作品であり、作者でありイラストレーターの早秋丸は本作で新人賞を獲得、絵本作家デビューを果たした。

 そんな本作を中国でも人気の作家・小川糸が翻訳。繊細でゆきとどいた翻訳は、原作者である早秋丸も絶賛。夏の読み聞かせ絵本にもぴったりな作品だ。

■著者プロフィール
原作 早秋 丸(ザオチウ ワン)
絵本作家、イラストレーター。
大学では広告学を専攻。在学中から独学でイラストの製作を始める。2021年に自らの祖母との思い出を描いた本作『QU BAI YUMI XIAWU』で接力出版社の絵本新人賞を受賞し、絵本作家デビュー。

翻訳 小川 糸(おがわ いと)
作家。1973年生まれ。
デビュー作 『食堂かたつむり』(2008年)以来30冊以上の本を出版。
作品は英語、韓国語、中国語、ベトナム語、フランス語、スペイン語、イタリア語など様々な言語に翻訳され、様々な国で出版されている。
『食堂かたつむり』は、2011年にイタリアのバンカレッラ賞、2013年にフランスのウジェニー・ブラジエ賞を受賞した。
またこの作品は、2010年に映画化され、2012年には『つるかめ助産院』が、2017年には『ツバキ文具店』、2020年には『ライオンのおやつ』がNHKでテレビドラマ化された。
『ツバキ文具店』『キラキラ共和国』そして『ライオンのおやつ』は、日本全国の書店員が主催する「本屋大賞」候補となった。
最新作は、『椿ノ恋文』(幻冬舎)。

■書誌情報
トウモロコシの おもいで
作:早秋 丸
訳:小川 糸
発売日:2024年6月20日
定価:1870円(税込)
AB判 32ページ
ISBN:978-4-06-535774-3
講談社

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