映画『ルックバック』は劇場で観るべき作品? 監督、方言、原作の“行間”……予告映像を漫画編集者が分析

「『背中を見て』というタイトルの4コマ漫画が、藤野が再び前を向くきっかけになるのですが、その作風は紛れもなく藤野のもので、しかし作者名は京本となっていました。藤野が描いて<京本>とサインしたのか、京本が藤野の作風を真似て描いたのか、原作では明らかになっておらず、いずれにしてもエモーショナルなのですが、どちらかによって物語の意味は大きく変わる。映画では漫画より具体性を帯びて描かれる可能性があり、注目したいポイントです」

 『ルックバック』はそのタイトルも含め、ネット上で考察合戦が盛り上がった作品でもある。確かに、映画では原作の“行間”が描かれる可能性があり、熱心なファンにとっては“答え合わせ”ができる作品になるかもしれない。劇場公開を待ちつつ、続報も楽しみにしたい。

 

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