『北斗の拳』あっさり負けてびっくり……強いはずなのに見掛け倒しだったキャラといえば?
幅広い世代から愛される王道バトル漫画『北斗の拳』には、これまでに敵・味方問わず数多くの強キャラが登場してきた。主人公の宿敵・シンの配下であるKING軍団の1人「ハート」のように、巨体で強そうだが見事に爆死した王道の見掛け倒しキャラもいる。しかし中には、実力はあるはずなのにあっさりと負けてしまったキャラも……。今回は、結果的に見掛け倒しになってしまった残念なキャラたちを紹介しよう。
敵が強すぎた? あっけなく散った見掛け倒しキャラ
あっさり破れた人物と聞いて思い出すのは、「風のヒューイ」ではないだろうか。拳王軍のボス・ラオウからユリアを守る南斗五車星のヒューイは、実力者に違いない。実際に拳王軍の部隊長を秒殺するほどの力を持っていた。しかしラオウと一騎打ちになった途端、ヒューイの拳はまったく通用せず、ダメージ1つ与えられなかった。さらに、ラオウに一撃で倒されてしまう。あまりにも呆気ない最後に「南斗五車星・最弱の男」とも言われている。
同じく南斗五車星「炎のシュレン」もラオウに瞬殺された1人だ。ラオウの部下2人を焼き殺す実力はあったが、一騎打ちでは全く歯が立たず、傷一つ付けられなかった。最後は自らの身体を燃やして特攻攻撃をおこなうも、首を折られて死亡。あえなく敗北した。
この姿にネット上では、「2人は強いはずなのに…… 相手が悪すぎたよな」「あまりにも呆気なさすぎてヒューイとシュレンのことをずっと忘れられない」という声もあった。実力者の退場の仕方としてはあまりにも残念であったため、かえって記憶に焼きついているようだ。
それまでのキャラ像とは一転、あっさり退場したキャラも……
KINGこと「シン」も、ケンシロウの宿敵なのに見掛け倒しと言われているキャラの1人。シンは登場時、愛するユリアをケンシロウから奪い、ケンシロウの胸に7つの傷をつけるほど圧勝した。さらに都市を牛耳り、KING軍を率いるほどの強者だ。しかしユリアを取り戻しに来たケンシロウと再戦した際、シンはまったく太刀打ちできず敗北してしまう。
物語が進むにつれて雑魚キャラ感が否めなくなっていたシンだが、「序盤にケンシロウを圧倒したシンはやっぱりすごかったと思う」「愛に生きたシンは強かった」という声もある。ケンシロウが鍛錬を積んで強くなったからこそ、シンは歯が立たなかったのかもしれない。