10万部突破の話題作『成瀬は天下を取りにいく』 第11回静岡書店大賞受賞

 静岡県富士市出身の宮島未奈が描く青春小説『成瀬は天下を取りにいく』。本書が「第11回 静岡書店大賞」小説部門大賞に選ばれた。

 「静岡書店大賞」は県内の書店員、図書館員によるオリジナルの文学賞。投票によって「今、いちばん読んで欲しい本」を選ぶものだ。大賞に選ばれた本書は来年の1月24日に続編『成瀬は信じた道をいく』の刊行も控えている。

■著者・宮島未奈コメント
生まれ育った静岡の賞を授かることができて光栄です。
さっそく故郷に錦を飾ることができました。
物語の舞台は滋賀県ですが、静岡の皆さまにも読んでいただけるとうれしいです。

■あらすじ
「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」。2020年、中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。コロナ禍に閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。
M-1に挑戦したかと思えば、自身の髪で長期実験に取り組み、市民憲章は暗記して全うする。日々全力で我が道を突き進む成瀬から、きっと誰もが目を離せない。

■書籍データ
【タイトル】成瀬は天下を取りにいく
【著者名】宮島未奈
【発売日】2023年3月17日
【造本】四六判
【本体定価】1705円(税込)
【ISBN】978-4-10-354951-2

関連記事