名作『闘将!!拉麺男』の復活希望にゆでたまご嶋田氏「やりたいね」 体調不良のなかSNSでファンとの交流続く

 人気漫画『キン肉マン』で知られる漫画家・ゆでたまごの嶋田隆司氏とファンの交流がX(旧Twitter)上で続いている。9月14日には、言わずと知れた大ヒット作『キン肉マン』のスピンオフ作品で、アニメ化もされた『闘将!!拉麺男』(たたかえ!!ラーメンマン)に対する続編希望の声に嶋田氏が反応。「やりたいね」とポストした。

 ファンの声は、「キン肉マンも北斗の拳も再アニメ化決定し、シティーハンターは映画化と謎の昭和アニメ祭りブームに乗って「闘将!!拉麺男」(たたかえ!!ラーメンマン)も復活しないかな」というもの。未完で終了していることから続編を望む声はこれまでにもあり、「アニメじゃなくてもキン肉マンみたく続き書いて欲しい、ゆでたまご先生!」と呼びかける内容だった。

 これに対して嶋田氏は、「拉麺男はまだまだ やりたかったけど 週刊ジヤンプで同時にキン肉マンもやってたから、もう体が悲鳴上げたね でもアニメにもなったりしてて。まやりたいね」(原文ママ)と返答。『キン肉マン』においては2010年、22年ぶりのコミックス最新刊が発売されて大復活を遂げた経緯がある。『拉麺男』の続きが描かれるかどうかはわからないが、その可能性が示されただけでも、ファンにとってはうれしいものだ。

 嶋田氏は以前から積極的にXを利用しており、作品関連の情報をポストしたり、質問に答えたりと、ファンに向けた発信を続けてきた。最近では、以前から問題を抱えていた膝の状況が悪化していることが伝えられており、これに対してファンアートつきの応援メッセージが集まるなど、あたたかな交流が行われている。

 人によっては、患部の「膝」は漫画の制作に大きく影響しないと思うかもしれないが、嶋田氏は「超人プロレスマンガを描いている身には、毎回自分が闘う気持ちが入り込んでいないとうまく描けない。だからこの右膝痛は良い作品描くのに影響は大だ」としており、いまも高い熱量を注いで『キン肉マン』という作品に向き合うなかで、厳しい戦いが続いていることがうかがえる。

 『拉麺男』についてのポストにも「体が悲鳴上げたね」とあるように、漫画の連載が激務であることは広く知られるようになってきている。嶋田氏の体調も心配になるが、SNSでファンからの“友情パワー”を受けることは、きっと活力につなっていることだろう。嶋田氏が万全の体調で作品と向き合えるようになることを祈りつつ、『闘将!!拉麺男』という物語が再び動き出すことにも淡く期待したい。

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