80万部突破!「あかちゃんが泣き止む」と話題の絵本『もいもい』が布絵本に

シリーズ80万部突破の人気絵本「もいもい」が布絵本として登場する。株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワンは2023年6月23日に『もいもい(ぬのえほん)』(開一夫・監修、市原淳・著)を全国発売した。

 あかちゃんが本当に好きな絵とは? 実験に基づいて作った画期的な絵本が「もいもい」だ。「あかちゃんの好きなイラストを使いました」という絵本はすでにたくさんあるが、しかし、東京大学赤ちゃんラボの開一夫教授はそのほとんどが研究者にコメントを貰っただけのもので、「あかちゃんが本当に好きかどうかは分からない」という。

 そこで東京大学赤ちゃんラボとの共同研究を開始。あかちゃんを審査員に迎え、選択注視法(長く見たほうが勝ち!)という実験により、イラストを決定。こうして、あかちゃん自身が選んだ本当にあかちゃんが好きな絵本シリーズ『もいもい』『うるしー』『モイモイとキーリー』が誕生した。なかでも、あかちゃんの視線をくぎづけにして離さないイラストが『もいもい』。注目度は他の倍以上。泣く子も見つめる圧倒的な注目度のキャラクターだ。

 今回も東京大学赤ちゃんラボの開一夫教授が監修。あかちゃんが夢中になる工夫を凝らしている。安全なふわふわの布素材でできており、その仕掛けとして「つかんでページをめくれるひも、タグ」「取り外しのできるフェルトもいもい」「さわって楽しいふわふわもいもい」「歯固めにも使えるリング」など、あかちゃんが夢中になるつくりに。

 0か月から使える安全な素材を使っており、すぐに洗える作りになっている。リングはベビーカーやカバンに付けることができ、お出かけにも最適。出産祝いのプレゼントなどにおすすめだ。

■著者情報
監修:開 一夫 (ひらき かずお)
東京大学大学院総合文化研究科広域システム科学系教授。「あかちゃん学」を専門とし、東京大学あかちゃんラボを運営。あかちゃんが本当に好きな絵本を作りたいと本書を企画。乳幼児も「正義の味方」を応援することを明らかにするなど、ユニークな研究を行っている。著書に、「日曜ピアジェ赤ちゃん学のすすめ」(岩波書店、2006)、「赤ちゃんの不思議」(岩波書店、2011)などがある。

著:市原 淳 (いちはら じゅん)
大阪芸術大学デザイン学科卒業。
2009年オリジナルキャラクター「ポペッツタウン」がカナダのDECODE社よりアニメーション化され世界約100ヶ国のテレビで放送される。2016年チェリティーアートイベント「ひつじのショーンin渋谷」に参加。
絵本『ふたごのひつじポコとモコ』(ポプラ社)、『ゆうびんやさんのココリさん』(講談社)など。

■書籍情報
タイトル:『もいもい(ぬのえほん)』
発売日:2023年6月23日 ※オンライン書店と一部書店では6月3日より先行発売
刊行:ディスカヴァー・トゥエンティワン
仕様:150×150mm 4見開き
ISBN:978-4-7993-2940-5
定価:2530円(税込)

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