『孤独のグルメ』久住昌之の人気連載が書籍化 「弁当」と「お酒」が奏でる幸せなひととき

 『孤独のグルメ』原作者・久住昌之の新刊が刊行される。6月20日発売の 『するりベント酒』(カンゼン)だ。

 ベント酒とは、ずばり<ベント(弁当)>×<酒>!  取り上げられるトピックは、キャベツ畑で味わう、俺の大発明! 、凄すぎる玉子サンドを食べて考えた、一番好きなおにぎりで、酒を飲む、おやついなりに想う実家のおいなりさん…etc。公園で、旅先で、移動中で、仕事場で始まる静かな宴を紹介する。

 不自由な時代、不自由な世界で書き続けた日記的食エッセイとなっている。本書は「夕刊フジ」に 2021 年 4 月より連載中の「するりベント酒」  2021 年 4 月~2023年 4 月掲載分から厳選した 46 回に、加筆・編集をしたもの。

 また、刊行記念イベントが下北沢のB&Bで行われる。ゲストに思い出野郎Aチームの増田薫を招いての開催。チェックしてみよう。https://bookandbeer.com/event/20230701a/

■著者
久住昌之 くすみ・まさゆき 
1958年生まれ、東京都出身。1981年、泉晴紀(現・和泉晴紀)と組んで「泉昌之」名でマンガ家デビュー。19 99年、実弟・久住卓也とのユニット「Q.B.B.」の『中学生日記』で第 45 回文藝春秋漫画賞。2019年には絵・ 文を手がけた絵本『大根はエライ』が第 24 回日本絵本賞を受賞。根強い人気を誇る谷口ジローとの共著『孤独のグルメ』 は 10 以上の国・地域で翻訳出版され、2012年に TV ドラマ化。そのシリーズすべての劇伴の制作演奏、脚本監修、レ ポーター出演を務めるなど、マンガ、音楽を中心に、多岐にわたる。

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