『ザ・ファブル』ハコスカ、レクサス、コルドリーブス……印象的なクルマの数々 買うならいくら?
南勝久原作の社会派漫画、『ザ・ファブル』。刺激的な内容が大人たちの心をつかみ、現在連載中の「second」も高い人気がある。
そんな『ファブル』には、読者の心を躍らせるような車やガジェットも多数登場し、楽しませてきた。実際に買いたいと思っている人もいるのではないだろうか。そこで今回は『ファブル』に登場したクルマの値段を検証したい。
スカイライン・ハコスカ
真黒組の海老原組長が所有し、佐藤アキラ(仮名)に貸し出した車がスカイライン・ハコスカ。海老原はこの車にかなり愛着を持っているようで、舎弟のクロが廃車にした際には怒りをあらわにしていた。
このスカイラインは1968年から72年まで製造された3代目。「ハコスカ」という愛称は、ボディが箱のように角ばっていることが由来といわれている。その特徴的なデザインは令和の時代でも根強い人気を持つ。
レトロカーのなかでも人気の高いハコスカ。現在手に入れるのはかなり困難なようで、中古車販売サイトでは900~1500万円程度で販売されている。
レクサス RC
アキラがハコスカに代わり真黒組から譲り受けたのが、トヨタ自動車が製造販売するレクサスRC。トヨタが世界に誇る高級自動車だけに、アキラもその運転のしやすさを絶賛していた。
このレクサスRCは2014年に発売が開始された車で、フラットな乗り心地と各種安全装置を搭載し、乗る者を快適に運んでくれる。現在新車で手に入れるということになると、580万から735万円程度が必要になる。
スズキ ジムニー
セカンドシーズンに登場したファブルのライバル組織と目される「ルーマー」のリーダーと思われる男が乗っていた車は、言及こそなかったもののスズキのジムニーだった。
男が真黒組の組長代行となった鷹一を暗殺しようとした場面でも、男はジムニーの運転席から窓に拳銃を載せて構え、狙いを定めようとしていた。結局失敗に終わり、ジムニーで逃走している。
ジムニーは機動性が高く悪路でもしっかりと走破することができることが特徴で、人気が高い。ルーマーの男も狙撃する場面では駐車場ではなく木の茂みのような場所に車を止めており、高い機動性からジムニーを選んでいる様子だった。
最新式の4代目ジムニーは2018年にグッドデザイン金賞を受賞。新車で購入する場合、145万から190万前後が必要になる。
コルドリーブス
ファブルのボスが山岡とアキラの抗争後、事態を収集するために乗りつけたのが、キャンピングカーだった。
その後佐藤アキラとヨウコが人助けを理由に全国を回る際に拠点としていた。劇中に車種が語られることはなかったが、絵だけを見るとこの車はコルドリーブスとみられる。
コルドリーブスは快適性が重視された高性能キャンピングカーで、車内は広々としているため、車のなかで生活することは十分に可能である。コルドリーブスは576~850万程度で販売されている。
心が躍る『ファブル』に登場した車たち。購入してみるのも、いいかもしれない。