【グルメ本】ワンピースのサンジ、侠飯、食戟のソーマ、著名人まで……蕎麦が食べたくなる絶品本

『食戟のソーマ』の九割蕎麦と桜エビのかき揚げ

『食戟のソーマ』で紀ノ国寧々が作った九割そばと桜えびのかきあげ。幸平創真が二八そばを出したのに対し、紀ノ国はそば粉9、小麦粉1の九割そばで対抗する。

 九割そばは一般的な蕎麦屋でも出されており「二八でもなく十割でもない」という独自のポディションを築いている蕎麦なのだ。紀ノ国はこの九割そばに桜エビをふんだんに使ったかき揚げを作り、華を添えていた。

 ハズレのなさそうな「九割そば」と桜エビのかき揚げ。Youtubeでも、再現に挑戦するユーザーがいる。

『美味しんぼ』暮坪(くれつぼ)そば 

 海原雄山に新そばを出したところ額にわさびとねぎを投げつけられ、新たな薬味を探すことになった岡星良三。「美食倶楽部」の仲居・鈴子の仲介で、山岡士郎が助け舟を出すことになる。

 紆余曲折を経て、山岡が雄山の裏をかくために用意させたのが、岩手県遠野市の農家で手に入れた大根のような形をした暮坪かぶのおろし。非常に辛く、その味は辛味大根を凌ぐものだった。

 良三が雄山に出すと、その味を「美食倶楽部で出せるか研究しろ。暮坪かぶをおろしたそばを暮坪そばと名付けよう」と絶賛する。良三が正直に山岡に力を借りたことを話すと雄山は激怒したが、それでも味に惚れ、美食倶楽部で出すことを認めた。

 暑い夏はもちろん、冬でも美味しいそば。漫画に出てきたものを、試してみてはいかがだろう。

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