【ラノベ週間ランキング分析】『春夏秋冬代行者 夏の舞』や『わたしの幸せな結婚』で推しカップルを探せ!

 こちらはストレートな純愛路線で人気の顎木あくみ『わたしの幸せな結婚 六』(富士見L文庫)がランキング1位。家族に虐げられて育った斎森美世が、冷酷と噂されていた久堂清霞の元に嫁いだら、美世の実直さが気に入られ相思相愛のカップルとなっていく和風シンデレラストリーの最新刊だ。

 異能が絡む事態に対応する軍の部隊で隊長を務めていた清霞が、身に覚えのない罪で投獄されてしまったことで、美世が自ら動いて死んだ母親の元婚約者で、良くないことを企んでいる甘水直という男を訪ねようとして、清霞にそっくりの式に止められる。とりあえず祖父にあたる薄刃義浪を訪ね、そこから清霞奪還のための戦い始まるといったところ。守られてばかりではない美世の本領発揮となるか?

 3位は衣笠彰梧『ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編7』(MF文庫J)、3位は佐島勉『魔法科高校の劣等生Appendix2』(電撃文庫)と人気シリーズの最新刊が相変わらずの強さでランクイン。注目ではなにわ男子の道枝駿佑と「東宝シンデレラ」。オーディション出身の福本莉子がダブル主演して7月29日公開の映画『今夜、世界からこの恋が消えても』の原作で、9位に入った一条岬の小説『今夜、世界からこの恋が消えても』(メディアワークス文庫)。公開前に読んでおきたい人が多かったと見える。

 同じ一条岬による続編『今夜、世界からこの涙が消えても』(メディアワークス文庫)が19位にランクイン。映画で福本が演じる日野真織の秘密を知る少女、綿矢泉のことをもう少し知りたい人は読んでおきたい1冊だ。

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