7月のライトノベルはSFアクションに注目! 『わたしの幸せな結婚』『紅霞後宮物語り』の新刊も登場
アニメ化が決まっている竹町のシリーズ最新作『スパイ教室08《草原》のサラ』は7月20日にファンタジア文庫から刊行。スパイ学校の落ちこぼればかりが集まったチームが、優れた指揮官の下で大活躍をするストーリーだったが、敵の謀略があり仲間の裏切りもあったようでチームは崩壊の危機に。そこで《草原》のコードネームを持つチームでは最弱のサラが、仲間とともに逆襲を始める。『SPY×FAMILY』もあって沸くスパイ物のジャンルをライトノベルから引っ張る作品として、一段の注目を集めそうだ。
キャラクター小説では、7月15日発売の富士見L文庫で看板の2作品がそろって登場。アニメ化と実写化が決まった顎木あくみ『わたしの幸せな結婚六』は最愛の清霞が身に覚えのない罪で投獄されてしまう事態になり、残された美世は清霞を助けようとする。守られていた少女が愛する人を守りたいと自ら動く展開が2人の絆をさらに深めることになりそうだ。
もうひとつの看板ともいえる雪村花菜によるシリーズが最新刊『紅霞後宮物語 第十四幕』で完結。武人として活躍してから三十路で後宮に入り、皇后となった小玉と、夫の文林が共に老いていった先、ひとつの時代が結末を迎える。注目だ。