【漫画】東畑開人の本が“読むセラピー”と呼ばれるワケ もちぎが『なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない』を紹介

 紀伊國屋じんぶん大賞受賞の臨床心理士・東畑開人氏が贈る新感覚の“読むセラピー”、『なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない』(新潮社)。その話題書の読みどころを人気作家・もちぎが漫画で紹介をした。

 人生には、迷子になってしまう時期がある。そんな時にあなたを助けてくれる、“7つの補助線” を描いた本書は、3月16日の刊行から、たちまち4刷となり売れ行き絶好調だという。

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もちぎプロフィール

ゲイ風俗とゲイバーで働いていたゲイ。ギリギリ平成生まれ。現在は学生兼作家。作家としてエッセイやコラム、小説などを手がける。取材や対談などで得た知見や、経験談などをブログやツイッターにて日々更新している。ネコチャンと6年間暮らしていた。今はネチコヤンと暮らしている。主な著作には『ゲイ風俗 のもちぎさん』(KADOKAWA)『ゲイバーのもちぎさん』(講談社)『あたいとネチコヤン ゲイが猫を飼ったら終わりよ!!!!』(新潮社)がある。Twitter:@omoti194

『なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない』内容紹介

家族、キャリア、自尊心、パートナー、幸福……。
心理士として15年、現代人の心の問題に向き合ってきた著者には、強く感じることがあります。
それは、投げかけられる悩みは多様だけれど、その根っこに「わたしはひとり」という感覚があること――。
夜の海をたよりない小舟で航海する。そんな人生の旅路をいくために、あなたの複雑な人生をスッパーンと分割し、見事に整理する「こころの補助線」を著者は差し出します。
さあ、自分を理解し、他者とつながるために、誰も知らないカウンセリングジャーニーへ、ようこそ。

著者プロフィール

東畑開人(とうはた・かいと)
1983年生まれ。専門は、臨床心理学・精神分析・医療人類学。京都大学教育学部卒業、京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。臨床心理士・公認心理師・博士(教育学)。精神科クリニックでの勤務、十文字学園女子大学で准教授として教鞭をとった後、現在白金高輪カウンセリングルーム主宰。著書に『野の医者は笑う―心の治療とは何か?』(誠信書房2015)『日本のありふれた心理療法―ローカルな日常臨床のための心理学と医療人類学』(誠信書房2017)『居るのはつらいよ―ケアとセラピーについての覚書』(医学書院 2019)、『心はどこへ消えた?』(文藝春秋、2021)。訳書にジェイムス・デイビス『心理療法家の人類学―心の専門家はいかにして作られるのか』(誠信書房 2018)。『居るのはつらいよ』で第19回(2019年)大佛次郎論壇賞受賞、紀伊國屋じんぶん大賞2020受賞。

書籍データ

【タイトル】なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない
【著者名】東畑開人
【発売日】2022年3月16日
【造本】四六判ソフトカバー(288頁)
【本体定価】1760円(税込)
【ISBN】978-4-10-354491-3

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