『うしおととら』から『タイガーマスク』まで! 新年に読みたい”虎”にまつわる漫画5選

『文豪ストレイドッグス』原作:朝霧カフカ先生・作画:春河35先生

 中島敦、太宰治、芥川龍之介など実在の文豪たちの名を持つキャラクターたちが繰り広げる異能力バトルアクション『文豪ストレイドッグス』。文豪たちの名作文学作品がモチーフとなった異能力、そして学生時代に習ったような逸話が踏襲されたストーリー展開がとてもユニークで思わず読み入ってしまう。中でも、主人公・中島敦の異能力は「月下獣」という”虎の姿に変身する”もので、これは実在する同名小説家・中島敦の短編小説「山月記」に登場する、詩人の夢半ばに虎になってしまった男・李徴がモデルになっている。作画の春河35先生が繊細な筆致で描く「月下獣」という気品と美しさ溢れる異能力に着目してほしい。

『タイガーマスク』原作:梶原一騎先生・作画:辻なおき先生

 最後に紹介するのは不朽の名作『タイガーマスク』。”虎”と言われて真っ先に思い浮かべた方も多いのではないだろうか?悪役レスラーとして育て上げられた孤児院出身の少年・タイガーマスクが、正統派レスラーとして戦っていく姿を描いたプロレス漫画で、現実世界のプロレスで虎の覆面をかぶったプロレスラー・タイガーマスクが登場するなど大きなブームを巻き起こした作品だ。”正義の味方”のアイコンとして愛され続けるタイガーマスクの物語を読み返せば、きっと年末年始休みで緩んだ心と体に喝を入れてくれるはずだ。

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