ドカベン山田太郎、MAJOR佐藤寿也、ダイヤのA轟雷市……野球漫画の最強打者は誰だ?

『巨人の星』花形満

 『巨人の星』に登場した花形満。花形モーターズの御曹司で、小学生ながら自動車を運転したうえ、不良軍団とつるんでいたが、星飛雄馬に破れたことで改心し、ライバルとなった。

 甲子園大会の決勝でサヨナラホームランを放ったうえ、阪神タイガースでも4番打者として星飛雄馬の大リーグボール1号・2号を打ち砕く。星が左腕を痛め球界を去ると引退し、花形モーターズの重役となるが、星が右投手として復帰すると、自らもヤクルトスワローズの入団テストを受け合格し、星と対峙した。

 星と対決することのみに興味を持っている節はあるものの、打者としての能力は折り紙付き。「今年の阪神タイガースにいてくれたら」と思う人もいたのでは。

『あぶさん』景浦安武

 水島新司原作『あぶさん』の主人公、景浦安武。南海ホークス時代は酒飲みのため1試合こなす体力がなく、おもに代打の切り札として活躍。持ち前の長打力で、シーズン代打ホームラン記録を樹立している。

 ダイエーホークスになってからはレギュラーとして定着し、3年連続三冠王、当時のシーズン最多本塁打56本、首位打者、打点王などタイトルを総ナメに。物干し竿のような長いバットに日本酒を吹きかける「酒しぶき」がトレードマークだった。

 南海からダイエー時代にかけ、ホークスは20年連続Bクラスに沈んでいたが、「景浦が実在していれば…」という声はあった。

最強は誰?

 実績を見ると、メジャーリーグというレベルの高い舞台で活躍した佐藤寿也が随一のようにも思えるが、それぞれが高い能力を持っていることは間違いない。

 もし実在するなら、それぞれがプロの世界で素晴らしい活躍をしてくれることだろう。

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