ゴンさん、クロロ、メルエム……『HUNTER×HUNTER』本当に強いキャラクターベスト5

 『週刊少年ジャンプ』の中でも強い人気を誇る『HUNTER×HUNTER』。同作は“ジャンプらしい”バトル漫画で、チート級の強さを持つキャラクターが多々登場する。いまだ謎に包まれているキャラクターもいる一方で、既刊36巻までの間である程度能力明らかになったキャラクターも多い。そこで、シンプルに戦闘力が高いキャラクターを独断と偏見でランキングしてみた。

 まず5位は、ゴン=フリークスを挙げたい。これは、ネフェルピトーと戦った際の“ゴンさん”状態と、通常状態を合わせた評価だ。最初から変化球ではあるが、ゴンさんの強さは触れずにはいられないだろう。ハンターの師匠とも言えるカイトを治療させるため、ネフェルピトーを古城に呼び込んだゴン。しかしカイトがすでに死んでいたこと、ネフェルピトーから宣戦布告されたことで「二度と念能力が使えなくってもいい」という決意と覚悟で命を圧縮し、何十年も絶え間ない修行を経た未来の姿に強制的に変化したのだ。その強さは凄まじく、圧倒的な強さを誇ったネフェルピトーを倒してしまうほど。不意を突かれて右腕は切り落とされてしまったが、一方的な戦いであった。しかし代償は大きく、体はボロボロになり瀕死の状態に。その後ナニカの能力で全快したが、念能力を失ってしまっている。この先念能力が復活し、長年修行を積んで通常の成長を経て「ゴンさん状態」がデフォルトになった際には、より上位にランクインしてくるだろう。

 4位はキメラ=アント編に登場した王直属護衛軍のモントゥトゥユピーでいかがだろうか。モントゥトゥユピーは大柄の体を持ち、膨大なオーラを持っているパワータイプであり、同じく護衛軍のネフェルピトー、シャウアプフと比較したとき、単純な戦闘力と潜在能力で勝るように思える。戦況に応じて肉体を自在に変形させながら戦うが、その戦い方は当初無計画だった。しかしナックルやキルアとの戦いの中で成長を見せ、オーラや技、戦い方への理解を深めていく。最終的にはネテロ会長の「貧者の薔薇」の毒で命を落としたものの、短い戦いの間で見せた伸びしろの大きさはピカイチだ。オーラの量も十二分にあり、命を落としていなければかなりの強さを見せたのではないだろうか。

 3位は、幻影旅団団長のクロロ=ルシルフル。さすが団長と言いたくなるほどの思考力と洞察力を持っているだけではなく、戦闘力もかなり高い人物だ。さらに、自分や旅団の敵は徹底的に排除しようとするその冷徹さも強さに繋がっている。ヨークシン編ではクラピカにジャッジメントチェーンを掛けられて姿をくらませるが、ヒソカの協力のもと除念に成功。除念師探しの対価として提示されていたヒソカとの決闘を天空闘技場で行なった。ヒソカといえば、作中の中で圧倒的な存在感を示す頭もキレる手練。天空闘技場での戦いでも、クロロの策を脳内で次々と解析しながら戦っていた。しかしクロロはその裏をかくかのように「スキルハンター」で手に入れた「サンアンドムーン」、「コンバートハンズ」、「ブラックボイス」、「ギャラリーフェイク」などを巧みに組み合わせ、ほぼ一方的にヒソカに勝利している。「スキルハンター」は彼の頭脳あってこそ活きる技。これまで戦闘シーンは決して多くないが、自分にピッタリの能力を使いこなし、使えるものは躊躇なく使っていくというクロロは作中トップクラスの強者と言えそうだ。

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