『HUNTER×HUNTER』クラピカ、チート能力の代償は? 作者・冨樫義博の不吉な予言

 約3年間休載中にもかかわらず、絶大な人気を誇っている漫画『HUNTER×HUNTER』。現在途中まで描かれているのは、暗黒大陸・王位継承戦編。同編の主人公ポジションになっているのはクラピカだ。

 クラピカは、幻影旅団によって殲滅されたクルタ族の最後の生き残り。クルタ族の虹彩は通常鳶色だが、感情が高まると緋色に輝いて戦闘力が増すという能力を持っている。その色
は世界七大美色に数えられていて、クルタ族の「緋の眼」は人体コレクターに高値で売り買いされているほど。クラピカは同胞の敵を討ち、幻影旅団によって奪われた眼球を取り戻すべくハンターになったという経歴を持つ人物だ。頭脳明晰、冷静沈着、洞察力と判断力に長けているクラピカは、作中でも幾度となく敵をやり込めてきた。クラピカは修行を積んで「緋の眼」を自由にできるようになっており、オーラの量を急激に増やすことができる。さらに、「絶対時間(エンペラータイム)」なるものも存在しており、様々な能力と組み合わせることにより絶大な効果をもたらすことができる。しかし絶対時間を発動している間、1秒につき1時間クラピカの寿命が縮むというルールが設けられているため、むやみやたらに発動するのは危険な能力だ。

 通常時、クラピカは具現化系の念能力者。右手に具現化した5本の鎖がついており、指ごとに異なる効果を持っている。親指は癒す親指の鎖(ホーリーチェーン)。自然治癒力を強化し、絶対時間中に使えば粉々に折られた骨も瞬時に回復することができる。ちなみに他人の治癒にも使うことができる便利な能力である。

 人差し指は奪う人指し指の鎖(スチールチェーン)。鎖を刺した相手のオーラを吸い取る事ができる上に、能力を奪うこともできる。奪った能力はセットすることで使うことができ、セット時に現れるドルフィンを介して他人に移動させることも可能。他人に能力を移動させればクラピカは新たに別の能力を奪うこともできるという、チート級の能力だ。だが、一度セットすると絶対時間が発動し、能力を使うまで絶対時間は続いてしまう。つまり発動条件が難しい能力をうかつにセットしてしまうと、クラピカの寿命はものすごい勢いで縮んでいってしまうというわけだ。

 中指は束縛する中指の鎖(チェーンジェイル)。幻影旅団員を強制的に「絶」の状態にして鎖で拘束するという技で、幻影旅団一怪力のウボォーギンを倒した能力でもある。拘束されると念が使えなくなるため単純な筋力だけで破壊しなければならないが、ウボォーギンでもできなかったため、拘束してしまえば通用する幻影旅団員はほぼいないと考えられる。「幻影旅団員以外に使用しない」という制約と、「使用すれば自身が死ぬ」という誓約によって成り立っているがゆえの、強力な能力なのである。

 薬指は導く薬指の鎖(ダウジングチェーン)。集中力を高めることで、捜し物を見つけたり、相手の嘘を見抜いたり、人物の居場所を見つけたりなど、ダウジング効果がある能力だ。ちなみに、緋の眼になると、1度会ったことがある人物であれば映像を通して嘘を見抜くこともできるようになる。

 そして、小指は律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)。相手の体に鎖を打ち込み心臓に念の鎖を巻きつけ、宣告されたルールを相手が破ると鎖が心臓を潰して殺害するというもの。しかも一度打ち込んだら、クラピカの意思で解除するまで続くという抜群の攻撃力を誇る。一方で、絶対時間中にしか使えないという条件もある。

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