『はじめの一歩』最強のボクサーは誰だ? 強烈な試合を見せた猛者たちを考察
【※本稿はネタバレを含みます】
森川ジョージ原作のボクシング漫画『はじめの一歩』。主人公・幕之内一歩を中心に多種多様なボクサーが登場し、壮絶な戦いを繰り広げる。
この作品に刺激されボクシングを始めた人も多いといわれる『はじめの一歩』は、現在マンガアプリ「マガポケ」で100巻分が無料で読めるキャンペーンも行われて、物語を知らない世代からも改めて注目を集めているようだ。
さまざまなボクサーが登場した『はじめの一歩』のなかで、最強と呼ばれるのは一体誰なのだろうか。検証してみたい。
鷹村守
最強の評価を与える人が多いボクサーが、主人公・幕之内一歩がボクシングを始めるきっかけになったことでも知られる鷹村守である
今年7月に発表されたRound1374では、キース・ドラゴンを倒しスーパーミドル級のタイトルを獲得し、三階級制覇を達成。ボクサーにとって大事な強い闘争心と冷静に相手を見る力、基本への忠実さを併せ持つ。
また、「ボクシングに嘘はつきたくない」というほど競技に命をかける真摯な姿勢も強さの源。破天荒さと基本に忠実な心を持った鷹村は、最強の名にふさわしい。
マイク・エリオット
元IBF世界王者で、オリンピックで銀メダルを獲得した経験を持つボクサーだ。
彼の特徴はその卓越した頭脳。チェスのような理詰めのボクシングを展開し、実力者のヴォルグ・ザンギエフとの世界戦では、互いが相手の2手3手先を読み合う高度な試合を繰り広げ、読者からも「名勝負」として語られている。