事故物件住みます芸人・松原タニシが語る、異界巡りのリアル 「心霊スポットは単に怖いだけじゃない」

なぜ亡くなったのかを考える


――昨今は「行ってみた」「やってみた」などの企画で心霊スポットがよく出てきますが、実はとてもデリケートな題材ですよね。

松原:僕もこうした企画に悩んだことがあります。でも、(死者や霊と)向き合わないと理解できないこともあると考えていて。事故物件や心霊スポットを扱うコンテンツは、視聴者の“怖いもの見たさ”に応えたものだとは思います。ただ、事故物件を単に恐れるのではなく、その場で起きた事実や物事の背景を考えることには、ちゃんと意味があるんじゃないかなと。「お化けが出るから怖い」という感想で終わってしまうと、大事なことが見えてこないというか。僕自身、最初は興味本位で始めたことなので、心霊スポットを訪れる人を非難する立場にはないのですが、続けていくうちに、人の生死について深く考えるようになりました。

ーー最後に、現在発売している二冊の本の楽しみ方を教えて下さい。

松原:一冊目の『恐い間取り』の方はエピソード的には怪談が入っているので、怖さを求める人向けですね。実際に事故物件を借りてみようと考えている人にもおすすめです。『恐い旅』は心霊スポットに興味があるけれど行く勇気がないとか、一緒に行ってくれる相手がいない人が読むと、行った気持ちになれるかもしれません。初心者の方にも読みやすい一冊だと思います。


■書籍情報
『事故物件怪談 恐い間取り』
価格:本体1400円+税
『異界探訪記 恐い旅』
価格:本体1450円+税
出版社:二見書房
公式サイト

松原タニシのサイン入り書籍プレゼント

松原タニシのサイン入り書籍を2名様にプレゼント。


■応募方法
リアルサウンド ブックの公式Twitterをフォロー&本記事ツイートをRTしていただいた方の中から抽選でプレゼントいたします。当選者の方には、リアルサウンドTwitterアカウントよりDMをお送りさせていただきます。
※当選後、住所の送付が可能な方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
※当選の発表は、賞品の発送をもってかえさせていただきます。
リアルサウンドブック 公式Twitter

<応募締切>
2020年5月6日(水)まで


関連記事