ROTTENGRAFFTY×藤田晃生:“道なき道”を我が道にするパンク精神 バンドとプロレスに通ずるリスペクト、入場曲の秘話

ROTTENGRAFFTY×藤田晃生 特別対談

現場で戦う同志としてのメッセージ

――入場曲としての「Japanese Young Punk」の初披露は、今年1月4日の東京ドーム興行(『WRESTLE KINGDOM 20』)だったそうで。

NOBUYA:藤田くんも僕らもお互いに、そこを狙ってました。

藤田:1月4日の東京ドームは、新日本プロレスにとって前年の集大成であると同時に、新たな1年のスタートになるすごく大事な日なので。入場曲を作ってもらうなら、そこでぶち上げてやりたいと思ってるんですっていうお話をさせていただいたんです。

――1月4日に間に合わせるために大変なこともあったんですか?

NOBUYA:いや、特に大変ってことはなかったです。ただ、ダサいことはしたくないし、それに藤田くんに恥をかかせるようなことは絶対できないから、そこだけでしたね。いいものになるという自信はあったから、考えたのは、東京ドームでこの曲が鳴った時、どう聴こえるかだけ。言うたら、東京ドームに合わせたミックスにしたって感じです。歌も歌詞もちゃんと聴こえて、同時にロットンのヘヴィなサウンドが東京ドームだったらどういう鳴りになるのか、イメージしながらミックスした記憶があります。

藤田:でも、お二人はスケジュールの都合で東京ドームには来られなかったんですよね。

NOBUYA:そうなんですよ! でも、代わりにってわけじゃないけど、バンドマンでプロレス含め格闘技が大好きってヤツがめっちゃいて、いろいろなバンドマンが『1.4』(イッテンヨン)に行ってるんですよ。その中で最初に連絡くれたのは、バンドマンじゃないけど、フットボールアワーののんちゃん(岩尾望)。彼、同い年で友達なんですけど、プロレス大好きで、「ロットンの曲が流れたんだけど、あれ、何!?」って。そこから、いろいろなバンドマンや友達が次々と「ヤバいっすね」って言ってくれました。

藤田:入場曲を作ってること、ずっと黙ってたんですよね。

ROTTENGRAFFTY×藤田晃生 撮り下ろし

――ロットンとしては、この「Japanese Young Punk」が自ら立ち上げた新しいレーベルからの第1弾リリースになるわけですけど。

NOBUYA:そうです。今も新曲バンバン作ってるんですけど、でき上がってる新曲の中で、新しいレーベルからの第1弾って考えた時、僕はもう「Japanese Young Punk」しか考えられなかった。

藤田:50歳のベテランバンドがメジャーレーベルを離れて、新たに自分たちでレーベルを立ち上げてるなんて、最高にかっこいいと思いますよ。

NOBUYA:プロレスに例えると、所属してる団体を離れて、自分の団体を立ち上げるみたいなことやと思うんですけど、お互いにリスペクトもしてたし、メジャーからしたらずっといてほしいと思ってくれてたと思うんですよ。でも、失敗してもいいから、新たなROTTENGRAFFTYを見せられるチャンスを自分で作っていかないとダメだろうっていう想いが強くあって、そういう俺らのマインドに「Japanese Young Punk」ってすごく合っていたんです。だから、一発目はこの曲から行きたいっていう強い意志がありましたね。

――NOBUYAさんは「Japanese Young Punk」をきっかけに、プロレスファンがライブハウスへ、ロックファンがプロレス会場へ来るようになったらいいよねということをXに書かれてましたね。

NOBUYA:藤田くんも僕らも現場で勝負してるし、それは映像で観るよりもやっぱり生が一番かっこいいと僕は思ってるから、それを言わせてもらっただけなんですけど、僕はライブもプロレスもどっちもエンターテインメントやと思ってるんです。そこでどれだけ人を興奮させられるかって本気でやってることが一番大事やから、そこは同じだと思ってるので、ロックファンにはとりあえず1回、プロレスを観にいってほしいし、逆にプロレスファンにはライブハウスに来てほしいし。

――現場の熱気を肌で感じろ、と。

NOBUYA:そうですね。どちらかってことではなくて、どっちにも行ってほしいです。

――いろいろなお話を聞かせてもらいましたけど、言い残したことはありませんか?

NOBUYA:3番目のサビがあるんですけど、そこに辿り着くまでのリリックは、さっきも言ったように藤田くんの、いろいろな発言を抜粋してまとめてるんです。ただ、〈心砕ける事もあるだろう/されど立ち続けろ〉から始まる3番目のサビだけ、僕のメッセージなんです。そこの歌詞を見ながら聴いた時、ロックファン、プロレスファンがどういう感情になってくれるのか、すごく楽しみで。自分なりのメッセージとして、〈約束しよう 道なき道の/その先で落ち合おう〉って歌っているんですけど、藤田くんも僕らもお互い道なき道を開拓している同志だと思ってるし、聴いてくれる人たちの中にも道なき道を歩んでる人がいらっしゃると思うんですよ。そういう人たちとこの先どこかで落ち合えたらいいなっていう。それが最終的なメッセージです。

N∀OKI:〈道なき道〉が結局、俺らの道になるってことです。

――藤田選手は?

藤田:この曲を入場曲にして毎試合戦わせてもらえるって、ものすごいパワーになるんですけど、ロットンに対する愛が行き過ぎて、試合の時のコスチュームにROTTENGRAFFTYってがっつり入れたんですよ。それを入れたいなと思った時、NOBUYAさんとN∀OKIさんに「いいですか?」って聞いたら、ケタケタ笑ってくれて。やっぱりコスチュームに名前を入れるって、やっぱりロットンを背負いながらっていう特別な意味があって。さっきNOBUYAさんがおっしゃっていた「恥をかかすわけにはいかない」という気持ちが自分もさらに湧いてくるんで、これからもコスチュームに入れたまま戦わせてもらいたいです。

NOBUYA:ROTTENGRAFFTYってどーんと入っているんでね、藤田くんから写真が送られてきた時はびっくりしました。こんなんありなんやって。でも、めっちゃ嬉しかったですよ。

ROTTENGRAFFTY×藤田晃生 撮り下ろし

――『1.4』の話を聞いていて思いましたが、毎年お互いに年末年始は大きなイベントが控えているということになりますね。

NOBUYA:そうですね。毎年、年末に『響都超特急』っていうフェスを地元・京都でやらせてもらっているんですけど、1年の集大成として、出演してくれるバンドがそれぞれにドラマを見せてくれるんですよ。ただ、10-FEETがやってる『京都大作戦』とは、ほんま色が違うというか。『京都大作戦』に出るバンドマンたちは、みんな10-FEETへの愛を語るのに、『響都超特急』は出てくれるバンドたちが僕らにケンカ売るみたいな感じでライブするんですよ。だから、めちゃくちゃしんどい(笑)。「なんで、そんなこと言うの!?」って思うようなことを言いながら、どのバンドも焼野原にしていくんで。草の根も生えてないステージに、最後僕らがもう1回草を生やしてやらないといけないんで。各バンドの1年の集大成ももちろんだけど、それを観に来てほしいです。

藤田:さっきも話題に出ましたけど、『1.4 東京ドーム』は新日本プロレスにとって、昔からとても大事な特別な日なんで、これを機に来てもらえれば、いろいろ繋がるものがあると思います。東京ドームで流れる「Japanese Young Punk」をぜひ聴きにきてもらいたいです!

◾️リリース情報
ROTTENGRAFFTY
「Japanese Young Punk」
配信中:https://rottengraffty.lnk.to/JapaneseYoungPunk

◾️ROTTENGRAFFTYライブ情報
『響都超特急TOUR2026』
9月2日(水)大阪 BIGCAT
9月4日(金)愛媛 松山サロンキティ
9月11日(金)福岡 DRUM LOGOS
9月20日(日)仙台Rensa
10月6日(火)KYOTO MUSE
10月14日(水)名古屋 DIAMOND HALL
10月21日(水)長野 CLUB JUNK BOX
10月22日(木)金沢EIGHT HALL
10月31日(土)熊本 B.9 V1
11月2日(月)広島CLUB QUATTRO
11月3日(火・祝)高松オリーブホール
11月18日(水)川崎 CLUB CITTA'
11月20日(金)NIIGATA LOTS
11月23日(月・祝)小樽 GOLDSTONE
11月24日(火)札幌 PENNY LANE24

『響都超特急2026』
2026年12月12日(土)、13日(日)
会場:京都パルスプラザ

ROTTENGRAFFTY Official Website

◾️藤田晃生イベント情報
『闘魂55年 WRESTLE KINGDOM 21 in TOKYO DOME』
2027年1月4日(月)
会場:東京ドーム

新日本プロレスリング 藤田晃生 選手ページ

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