BALLISTIK BOYZ、新EP『BLAST』に刻んだ等身大の友情と葛藤 夢に向かって走り続けてきた7人が目指すさらなる高み
9月16日、BALLISTIK BOYZが新EP『BLAST』をリリースする。今作には、「人生という長い道のりの中でぶつかる壁や葛藤、仲間と支え合いながら前に進む友情、そして勝利を掴むために積み重ねてきた泥くさい努力」が詰め込まれているという。デビューから約7年、夢に向かって走り続けてきた彼らだからこその表現が存分に楽しめる作品だ。開催中のツアー『BALLISTIK BOYZ LIVE TOUR 2026 “BEAT BLAST Z”』(取材は8月中旬に実施)、10月に行われる『BALLISTIK BOYZ ARENA LIVE 2026 “BEAT BLAST Z” ~Our Place~』についても含め、同作への思いを本人たちに語ってもらった。(高橋梓)【最終ページに読者プレゼントあり】
“等身大の自分たち”を落とし込んだ『BLAST』
ーー今作は、前作のEP『BEAT』とは対照的なテーマの作品です。この4カ月の間にグループ内で何か変化などはあったのでしょうか。
深堀未来(以下、深堀):変化というわけではなく、どちらもBALLISTIK BOYZらしいテーマだからこそ、この短いスパンで真逆のものが生まれたというイメージです。『BEAT』は大人っぽい音楽性を追求した作品で、今回の『BLAST』は仲間、青春、今までの葛藤が詰め込まれた作品。両方とも僕たちらしさで、その両面にフォーカスして誕生しました。
ーーおっしゃった通り、『BLAST』は葛藤、友情、努力というリアルな部分がテーマになっています。そういった面を見せようという話し合いなどはされたのですか?
砂田将宏(以下、砂田):テーマ自体については特に話し合いはしていませんが、歌詞の言葉選びは作詞家の方と話し合いをしました。とはいえ、今回のテーマに合わせてどう作っていくかというディスカッションではなくて。もともと僕たちが持っているものについてのテーマだったので、ありのままの自分たちを等身大で表現することで、テーマにピッタリの作品が作れるという認識がありました。なので、普段のやり取りや空気感についてお伝えしましたね。
奥田力也(以下、奥田):リード曲「Too Good To End」を作ってくれた(藤田)織也や、「It's a long way」を作ってくれたBBY NABEくんは同世代なんです。だからこそ単に歌詞を頼まれて書いたのではなく、僕たちの夢や目標、現在地をすごく理解して書いてくれていて。僕たちは海外に拠点を置いていた時期がありましたが、織也もBBY NABEくんも似た経験をしているので、マッチした部分が大きかったんだと思います。結果、このEP全体から『BEAT』とは違ったBALLISTIK BOYZの良さを感じ取ってもらえると思います。
ーー特に藤田さんは皆さんの“盟友”でもありますね。
奥田:そうですね。「Too Good To End」のストーリーは織也がいろいろ考えてくれたのですが、それを見た瞬間、僕たちも「めっちゃいいね」となりました。
砂田:「Too Good To End」に限らずなのですが、「この曲は友情を描こう」、「この曲は少し恋愛要素を入れてみよう」という曲ごとのテーマはレーベルチームも一緒に話し合いをしていて。全員の意識統一をしてレコーディングに臨みました。
ーー皆さん、普段から楽曲制作の時点で作家さんと打ち合わせすることは珍しくないのですか?
砂田:する時も、しない時もありますよ。今作だと「Too Good To End」は最初の会議から参加しています。例えば、デモの時点で〈Too Good To End〉というフレーズがすでにあったのですが、これは使いたいと伝えさせてもらって。織也も同じ意見だったこともあって、残しつつ曲の着地を決めていきました。より等身大の僕たちらしくしたかったので、「夢を叶えよう」という大きなことを言うのではなく、とある1日を表現して「明日が来たら今日は終わってしまうけど、今この瞬間を楽しもう」というメッセージにしようという話になりました。ほかにも、季節感を出したほうが良いのか、縛りを設けすぎて夏曲になるのも避けたい、など細かな部分を話し合って制作を進めていきましたね。
奥田:〈“Our Place”〉というワードが決まったのも、話し合いがあったからだよね?
砂田:そうだね。今回アリーナライブをやらせていただくので、特別な空間という思いも込められたら、と思って提案させていただきました。
「僕たちにとっての青春はBALLISTIK BOYZでいること」
ーーでは、1曲ずつ詳しく聞かせてください。まずは「It's a long way」。歌詞だけを見ると熱さを感じますが、サウンド感は洗練されている印象で。そのギャップがいいなと感じましたが、皆さんは同曲をどう捉えて歌ったのでしょうか。
深堀:今まで自分たちがぶつかってきた壁や苦労があって、それでもみんなで仲良く一つの夢を一生懸命追っている。そういう部分がリンクしていて、すごく僕ららしいなと感じました。少しネガティブな部分も見える曲ですが、真面目さとマイペースさがあるのがBALLISTIK BOYZらしいですよね。それとサウンドに関しては、今までいろんな楽曲をやってきたからこそ挑戦できたものだと思っていて。そこも自分たちらしさだと思っています。
日髙竜太(以下、日髙):この曲は、デモをいただいた時にサウンドやメロディに惹かれて選びました。『BLAST』の中で一番最後に決まった曲なのですが、ほかの3曲とのバランスを考えたり、チルっぽい雰囲気があっていいよねと話し合ったり。熱い歌詞ですが、聴いた時に浮かぶ情景は、僕ら7人が風に当たりながら聴いているようなイメージ。「あとどれくらい進んだら頂上に着けるのかな」という大きな不安というよりも、ちょっとした不安や葛藤を感じているというか。今の僕たちが歌うことで、その絶妙な迷いの部分が出せたと思っています。
ーーなるほど。そう聞くと、聴こえ方が変わりますね。BALLISTIK BOYZは覚悟や熱い意気込みを歌う曲も多いので、メラメラ系の曲かと思っていました。
深堀:僕ら、もう大人ですから!
奥田:チルなフェーズに入りました!
日髙:そうなんです(笑)。レコーディングも、デモから感じた雰囲気をなるべく壊さないように歌いました。もちろんそれぞれの“らしさ”は出しつつも、楽曲に寄り添った歌い方にしているなと、みんなの音色から伝わると思います。
ーー2曲目は、「Too Good To End」。先ほどのお話からもこだわりを持って取り組まれた曲だと伝わってきましたが、レコーディングやMV撮影などで特に意識したことはあるのでしょうか。
砂田:この曲を聴く方が、とにかく今を楽しんで笑顔になったり、幸せな気持ちになったりしてくれたらいいなと思って取り組みました。MVも笑顔あふれる仕上がりになっていて、みんなでお互いの服にペンキを掛け合って遊んだりもしました。
日髙:花火のシーンとかね。
加納嘉将(以下、加納):そんなシーン、撮ってない。
日髙:バーベキューも楽しかったよね。
加納:やってない。天候の都合もあって、やれませんでした。
砂田:あれさ、起きて「全部夢だった!」みたいなオチにすればよかったね。
一同:あー! たしかに。
ーー先ほど少しお話しいただきましたが、〈“Our Place”〉がキーワードになっているそうですね。“ともにいる誰か”との関係性によって完成される場所、という意味が込められているそうですが、その事実に気づいたきっかけ、改めてそう感じたタイミングなどがあったのでしょうか。
砂田:それはいっぱいありますよね、皆さん?
日髙:ありますよ。ねえ、流星さん?
海沼流星(以下、海沼):それは、もう、常にですよ!
深堀:(カッコつけながら割って入って)誰かと夢を追うって……そういうことなんですよ。
奥田:間違いないっす!!
一同:急に入ってきた(笑)!
砂田:1年前くらいに、BALLISTIK BOYZとして大切にしたいことや、何を軸にして活動をしていくのかを改めて考える機会があったんですね。その時に、自分たちに触れる方々の人生がにぎやかでハッピーになれたらいいという大きなコンセプトを掲げました。そのコンセプトをライブでも体現していくようになったのですが、その頃からどんどん意識するようになっていったのかもしれないですね。
深堀:たしかに。なので、「Too Good To End」に関しては「こういう曲が欲しいね」で生まれたのではなく、「僕たちがこうだからこの曲になった」という感覚ですね。高校生活で仲いい友だちと何も考えずに全力で遊ぶのも青春ですが、僕たちにとっての青春はBALLISTIK BOYZでいること。それを表現したのが「Too Good To End」というわけです。
ーーなるほど。ちなみにパフォーマンスでダンスはありますか?
砂田:ありま……?
日髙:すん!
加納:どっち!?
日髙:あります!
松井利樹(以下、松井):まだすべて固まってはいないのですが、楽しい感じの振りになる予定です。“抜き”が見どころになると思います。
砂田:ただ、ダンスメインではないんですよね。
松井:ダンスメインなのは「Do Don PA!!」ですね。そっちはめちゃくちゃ振り切っています。
日髙:「Too Good To End」は誰かと一緒に踊れるような振りにしているので、友だちと一緒に真似して踊ってみてほしいですね。キャッチーさもあるので、楽しみにしていてください。