SWEET STEADY、完売のぴあアリーナで7人が上げた革命の狼煙 日本武道館へと続く“新たな始まり”の一夜

8月23日、SWEET STEADYが初の単独アリーナ公演『SWEET STEADY ARENA LIVE 2026 -SUMMER- STEADY → REVOLUTION』をぴあアリーナMMにて開催した。ライブタイトルに“革命”を冠した一夜限りの公演をレポートする。
定刻を少し過ぎるとアリーナは暗転。スクリーンに奥田彩友、音井結衣、山内咲奈、白石まゆみ、庄司なぎさ、塩川莉世、栗田なつかの順でビジュアルが投影されるたびに歓声が沸き起こると、庄司が「みなさん、楽しむ準備できてますかー?」と投げかけ、無線制御のファンライトが作動開始するとともに他己紹介ソング「すいすてたいむ」で開幕。この日初めてSWEET STEADYのライブを体験するすいでぃー(SWEET STEADYファンの総称)をも置いていかないオープニングから、すいでぃーとのヒミツの空間を演出する「ぱじゃまぱーてぃー!」「Sweet Cafe」と続き、「あらためまして、私たち! SWEET STEADYです!」と挨拶。塩川の「みなさん楽しんでますかー?」の問いかけに歓声で答えるオーディエンスに向けて、メンバー7人がひと言ずつ意気込みを口にした。


塩川「ここにいるみんなと配信を観てくれているみんなと、最高の時間を過ごしたいと思います!」
山内「みんなのことをいっぱいハッピーにして、咲奈もいっぱいハッピーになりたいと思います!」
庄司「みなさん、すいすてに会いたかったですかー? なぎゅも会いたかったんよ! 今日は最高の1日にしたいと思います!」
白石「ほんとにほんとにとっても楽しみにしてました! 最後の最後までみんな全力で盛り上がっていきましょう!」
栗田「今日はみんなとの夢が叶う日なので、最後までいっぱい楽しみたいと思います!」
奥田「ぴあアリーナのみんな、こんにちはー! 今日はみんなで最高の1日にしましょう!」
音井「今日はみなさんをたくさん楽しませて革命を起こしちゃいますので、最後まで一緒に楽しんでいきましょう!」
そして、音井よりこの日のチケットが完売したことを伝えられてアリーナ中が祝福ムードに包まれると、ライブ初披露の「ちょーだいHAPPY!」へ。スクリーンにはメリーゴーランドの木馬が闊歩するなか、幸福感を込めた〈ふっふー!〉が響き、続く「ぐっじょぶ!」ではSWEET STEADYの頭文字=SSを模したトロッコに乗車して客席の合間を行脚し、センターステージに集結。アリーナの中央で披露された「カワイイコレクション」では、華麗なステップとラインダンスで増幅された7つの“カワイイ”に視線が集まり、〈すいすいすすいすいすって~〉のパートでは平泳ぎのようなフリで音に揺れる光景が広がった。そこから間髪入れずに「なりたい私」「おねがいペンタス」と続き、上昇する熱気に塩川のソロパートで奥田と音井が風を送って熱を冷まそうとする場面も。







「ちょーだいHAPPY!」の印象的なフリを振り返り、白石は「聴いててハッピーになるので、みんな帰り道もいっぱい聴いてテンション上がってほしいなって思います!」と願いを伝えると、音井がTVアニメ『レッツゴー怪奇組』(TBS系)のオープニング曲に抜擢されたことを感慨深げに報告。楽曲の世界観に合わせて声のトーンを落とし「それではみなさんのことをコワカワの世界に誘いたいと思います」と告げると「気味が悪いんだからねっ」をライブ初披露。ライトダウンしたおどろおどろしい雰囲気のステージで、「気味が悪い」=「キミが悪い」とあざとく言い放つホラーチューンは、すいすての華やかな楽曲群にまたひとつ隠し味を増やしてくれた。

ここからBPMを一気に上げ、ダンスパートで魅了したINTERMISSIONを経て、なににも染まらず芯を強く持って咲き誇ると宣言した「ガーベラの花のように」、2024年のデビューライブからグループの強固な決意を牽引してきたロックナンバー「ミチシルベ」を続けてドロップ。



アグレッシブなパフォーマンスで撃ち抜かれたと思えば、インターバルではメンバー7人を登場人物に見立てた恋愛シミュレーションゲーム『ステレボ学園』の映像がスクリーンで進行する。最初に登場した山内が目を開けたまま寝ているところを起こそうとすると、びゅーんと飛んで行ってしまうなどツッコミどころ満載の脚本に終始笑いが起こる客席。生徒会長役の塩川が弁当を作ってきてくれている胸アツな展開もありつつ、最後に登場した栗田の「何が起こるかはこのあとのお楽しみ。しいて言えば、とびきりドラマティックなことになるかな。聞いてくれる?」のセリフをきっかけに7人がステージに戻り、「すいすてとドラマみたいな恋しよ?」と誘い「とびきりドラマティカ」を披露。「Melodies」でアカペラのハーモニーを届け、「新世界クレッシェンド」でこの日辿り着いた単独アリーナ公演のひとときを分かち合うと、「ファンファーレ」では自身の〈ひとりじゃない/この物語が〉のパートで涙ぐむ庄司を奥田が抱き締めた。



「DASH!!!」「Call me, Tell me」を客席からの盛大なコールとともに一気に駆け抜けると、白石・山内・音井が「盛り上がってますかー?」「声出せますかー?」とかわるがわるアリーナを焚きつけて「なんてねっ!」へ。そして「ハートの魔法」では庄司のパートで塩川が右頬にキスをし、〈まだ/まだ/まだ/まだ〉と夢のような時間を惜しむかのように披露されると、奥田が「次で最後の曲です。みんなでこの呪文を歌ってください!」と呼びかけて「SWEET STEP」へ。本作のバズをきっかけにSWEET STEADYと出会い、この日が初ライブだったすいでぃーも多かったはずだが、〈EccentricにBuzzってこ?〉の合言葉で約7500人が集結したアリーナはひとつになった。ここで『ステレボ学園』のエンディングムービーが流れ、本編は幕を閉じた。

アンコールに応える形で7人がステージに再登場。写真撮影とTikTok撮影、撮影可能な2度目の「ちょーだいHAPPY!」を経て、塩川よりグループにとっての始まりの曲「始まりの合図」を披露することが告げられるも、オケが流れずグループのこれまでの軌跡を辿るヒストリームービーが流れ始めた。そして、初の日本武道館公演の開催がメンバーにもサプライズで発表されると、アリーナ中から割れんばかりの大歓声が届けられた。涙するメンバーも「やったー!」と手を上げて喜ぶメンバーもいるが、7人が向き合って喜びを確かめ合う姿には、こちらももらい泣きせずにはいられない。


あらためて庄司から「いつも応援してくださるすいでぃーのみなさんのおかげです。ありがとうございます!」と感謝の言葉が伝えられ、塩川が「ここにいるみんな、そして配信を観てくれてるみんな、全員に向けて歌います」と語りラストナンバー「始まりの合図」を披露。飛躍を続けるSWEET STEADYにとって、今日がまた新たな始まりの日。塩川が「これからもみんなと一緒に夢を追い続けていきたいし、みんながいるから私たちがSWEET STEADYとしていられるっていうことを胸に刻んでおいてほしいです。どんなときもみんなのそばにいるってことを忘れないで、これからも毎日ハッピーに、『ちょーだいHAPPY!』に、一緒に生きていこうって思います。これからもSWEET STEADYの応援をよろしくお願いします!」と思いを込めて語り、一礼してステージをあとにした。

11月から開催されるホールツアー『SWEET STEADY JAPAN TOUR 2026 -WINTER-』に続き、デビュー記念日の来年3月4日に3周年ライブとして初の日本武道館公演『SWEET STEADY 3rd ANNIVERSARY LIVE 2027』の開催を発表したSWEET STEADY。またここから大きく育っていくつぼみが、夢を叶えるその日に満開の花を咲かせてくれることだろう。

























