Girls²、iScream、f5veら6組がグループの垣根を越えて共演した『Girls EXPO』 33人でつないだLDHの歴史と新たな景色

 LDH所属のガールズグループ6組が集結する『Girls EXPO』が、7月30日に東京・SGCホール有明にて開催された。

 6年に一度の総合エンタテインメントの祭典『LDH PERFECT YEAR 2026』。その夏を彩る『LDH DREAM PARK 2026 ~RISE OF THE CHALLENGERS~ presented by LDH PERFECT YEAR 2026』の初日を任されたのが、Girls²、iScream、Laki、f5ve、SWEET REVENGE、CIRRAの6組、総勢33人だ。それぞれの持ち曲はもちろん、グループの枠を超えたボーカルコラボや、E-girlsをはじめとするLDHアーティストの楽曲を繋いだスペシャルメドレーまで、全40曲を披露した。

 トップバッターを飾ったのはGirls²。「BLOOM! BLOOM! BLOOM!」を皮切りに、THE RAMPAGEの与那嶺瑠唯が振付を担当した「Eagle Eyes」、「LET ME GO」、ライブの定番曲「チュワパネ!」を立て続けに披露していく。明るく親しみやすいGirls²らしさと、ダンス&ボーカルグループとして磨いてきたクールな表現。その両面を短いブロックの中で見せ、イベントの幕開けを華やかに飾った。

Girls²

 続くCIRRAは、「one-way runway」に加えて、2nd EP『Water』から新曲「We're all together」と表題曲「Water」を披露。「We're all together」は『Girls EXPO』が初披露となり、どこか懐かしさを感じさせるメロディとアグレッシブなギターサウンドが印象的な楽曲だ。仲間と出会い、同じ時代を走っていく喜びを歌う姿には、グループとして歩み始めた彼女たちの現在地がそのまま重なる。続く「Water」では、迷いや不安を抱えた心が仲間との出会いによって変化していく様子を、透明感のある歌声と爽快なダンスで表現した。

CIRRA

 Lakiは、タイトなビートに乗せた力強いダンスが映える「Dance Track」で会場の空気を引き締めると、新曲「WORK≒LiFE」を初披露。90年代のニュージャックスイングを思わせる跳ねたグルーヴに、思わず口ずさみたくなるキャッチーなフレーズを重ねた一曲で、日々の忙しささえも前向きなエネルギーへと変えていく。メンバーがリズムを楽しむように踊る姿も、Lakiの明るいキャラクターにぴったりだ。ラストの「Gimme 143」では、恋心を弾けるような歌とダンスで表現し、3曲それぞれに異なる表情を見せながら、現在のLakiが持つポップさとパフォーマンス力を印象づけた。

Laki

 アカペラから始まる「Scream Out」で空気を塗り替えたのはiScream。MISIAの名曲「つつみ込むように…」では、原曲へのリスペクトを滲ませながら、現代的なR&Bのアレンジと3人のハーモニーで自分たちの楽曲として届けていく。「himawari」では、夏の終わりに揺れる恋心を繊細に歌唱。デビュー5周年を迎え、大人へと成長してきた3人だからこそ表現できる、切なさと温もりが広がっていた。

iScream

 SWEET REVENGEは、「MINE」をこの日だけのピアノアレンジで披露。音数を抑えた構成によって、3人それぞれの声質や息遣い、感情の細かな揺れまでがより伝わってきた。そこから「GET IT RIGHT」では、鋭いダンスと力強い歌声で会場の空気を一変させ、その勢いのまま「Might Just」へ。静と動を行き来する3曲を通して、ボーカルとパフォーマンスの両面でSWEET REVENGEの持ち味を見せた。

SWEET REVENGE

 f5veは、総ストリーミング再生数1000万回を超える「Underground」からスタート。「Magic Clock」に続いて、RUIが初めて作詞を手がけた新曲「Tropical Paradise (3am girls) feat.f5ve, 詩羽」を初披露した。鮮やかなビジュアルとエレクトロニックなサウンド、現実と空想の境界を行き来するような世界観で、6組の中でもひときわ異彩を放つ。ラストの「UFO (Dorian Electra & Count Baldor Remix)」では客席に降り、観客のすぐそばでパフォーマンス。国内外のポップカルチャーを自在に取り込みながら、フロア全体をf5veの世界へと染め上げた。

f5ve

 各グループがそれぞれの持ち味を見せた前半を経て、ステージは6組のメンバーがグループの枠を越えて共演するコラボパートへと移っていく。これこそ『Girls EXPO』の醍醐味だ。

 中盤のボーカルパートでは、YUNAとAGNESがFlowerの「白雪姫」を歌い、RURI、比嘉優和、MYU.SがTHE RAMPAGEの「MY PRAYER」を披露。隅谷百花、上村梨々香、MYU.YによるiScreamの「茉莉花 -Jasmine-」を経て、最後は8人全員でCrystal Kayの「Boyfriend -partⅡ-」を歌唱した。声質も所属グループも異なるメンバーが組み合わさることで、聴き慣れた楽曲にも新たなドラマが生まれていく。単なるカバー企画にとどまらず、LDHが培ってきたボーカル表現の幅広さを伝えるパートとなった。

隅谷百花、上村梨々香、MYU.Y

 Girls²とiScreamによる「D.N.A」「Rock Steady」、YOKAとKIRAのラップパート、RUIとASAMIによるDJジングルを挟み、公演は後半戦へ。「Jellly Fish」「SUKI KIRAI」「one-way runway」「ラキラキLOVE!」「I wanna 宣言」と、6組の楽曲を次々にミックスしていく。自分たちの楽曲に別グループのメンバーが加わり、普段とは異なるフォーメーションで歌い踊る。ファンにとってはお馴染みの楽曲が、この日だけの組み合わせによって新しい表情を見せていた。

RUI、ASAMI
iScream、ASAMI

 そこから始まったのは、LDHアーティストの楽曲を繋ぐスペシャルメドレーだ。「E.G. summer RIDER」を合図に、「Sexy Young Beautiful」「Rat-tat-tat」「AGEHA」「Highschool love」「YMCA」「銀河鉄道999」「ヒマワリ」と、世代を超えて愛されてきた楽曲が次々と届けられる。KAEDE、ASAMI、NICORIによるラップに加え、メンバー同士が肩を組み、目を合わせ、言葉を交わしながらタオルを振り回す場面も。6組が同じステージに立つからこそ生まれる自然な掛け合いも、このメドレーの大きな見どころとなっていた。

 メドレーの最後を飾ったのは、E-girlsの代表曲「Follow Me」。6組がそれぞれのカラーを残したまま、一曲の中で次々とバトンを繋いでいく。E-girlsのパフォーマンスをそのまま再現するのではなく、今ステージに立つ33人の個性によって楽曲を更新していたことに、このイベントの意味が集約されていたように思う。

 アンコールでは「DANCE WITH ME NOW!」を披露。総勢33人がステージいっぱいに広がり、息の合ったダンスで本編を上回る熱気を生み出していく。楽曲を終えると、各グループの代表者がこの日のステージを振り返った。中でも、イベントの意味を端的に表していたのがGirls²の鶴屋美咲の言葉だ。初開催で未知数な部分も多い中、f5veを中心に33人でリハーサルを重ねてきたことに触れ、「全員から学ぶことや刺激をもらうことがたくさんあって、改めてこの素晴らしい仲間たちと一緒に活動できていることを嬉しく思いました」とコメント。さらに、「今日は全員の力を合わせて、LDH Girlsの強さと誇り、素晴らしさを皆さんにお届けできたんじゃないかなと思います」と語った。6組が互いに刺激を受けながら、一つのステージを作り上げた手応えが伝わる言葉だった。

 さらに鶴屋は、10月から始まるGirls²のツアーのファイナルとして12月25日に『Girls² LIVE TOUR 2026 -Seven Blooms Beyond- "Christmas Special"』を東京で行うことを発表。嬉しいお知らせで会場を沸かせ、最後は全員で「Love, Dream & Happiness」を歌唱。グループの垣根を越えて歌声を重ね、一夜限りのステージを締めくくった。

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