北山宏光、Number_i、IMP. ……TOBEアーティストは“演技”も武器に 音楽を豊かにする表現
6月に3rdアルバム『ULTRActi:on』をリリースした北山宏光や、7月に「BUGS LIFE」を配信リリースしたNumber_iなど、精力的な音楽活動を行っているTOBE所属アーティストたち。それぞれが音楽活動をコンスタントに続ける一方で、ドラマや映画、舞台、CMなど、演技の分野でも活躍している。
直近では、IMP.が配信ドラマ『世にも奇妙な物語 FODの特別編』(FOD)のエピソード「下請け」で、グループ初となるメンバー全員でのドラマ出演を果たした。同作は、社会問題としても取り上げられる下請けトラブルをテーマに描かれた作品。影山拓也演じる暴力団の若頭が引き受けた暗殺依頼を鈴木大河演じる構成員に渡し、さらにその下へと次々に依頼が丸投げされていく。緊迫感がありながらもどこかコミカルで、『世にも奇妙な物語』らしい不条理さが光るストーリーだ。
情報公開🐈⬛
本日7/25(土)よる9時配信
IMP.主演「#下請け」。
元島組組長が暗殺の依頼を受けた。組長は若頭の一ノ瀬に仕事を任せたが、一ノ瀬はそれを部下の二瓶へ、二瓶は三田へと…#IMP. #佐藤新#基俊介#鈴木大河#影山拓也#松井奏#横原悠毅#椿泰我#世にも奇妙な物語#FODの特別編 pic.twitter.com/DcRadFNYsg— 「世にも奇妙な物語」公式アカウント✨😎 (@yonimo1990) July 24, 2026
それぞれのキャラクター性を活かした配役の妙も感じさせながら、特に印象的なのは、メンバー同士で会話するシーンだ。息の合った掛け合いは、同じグループのメンバーだからこそ生まれるものだろう。4月からは初の冠番組もスタートし、メンバー個々でもドラマや舞台、映画に出演しているIMP.だが、全員での出演だからこそ引き出されるグループの演技の魅力も、本作で発揮されている。
北山は、3月から6月に放送されたドラマ『産まない女はダメですか? DINKsのトツキトオカ』(テレビ東京系)で主人公と同じ職場で働く美容師・緒方誠士役を好演した。夫の裏切りに傷つく主人公を支える理解者という役どころで、相手の思いを静かに受け止める穏やかな芝居が印象的だった。
さらに、7月3日からは主演映画『氷血』が公開。ホラー映画初主演となった本作では、狂気に飲み込まれていく主人公を怪演し、普段の親しみやすい雰囲気や前述のドラマとはまた違う北山宏光が映し出されていた。10月からは舞台『桶狭間の義経』への出演も控えており、俳優としての表現の幅を着実に広げている。
Number_iもまた、出演するCMでそれぞれ演技を披露している。直近では、平野紫耀が出演するネイチャーラボ「Laundrin’」の新CM「希望の気配がする。」ミントティー篇が8月1日より全国で放送。不思議な世界観のCMだが、そのなかで見せる平野の細かな仕草や表情の変化が、見る者を自然と物語へ引き込んでいく。また、メンバー全員が池田模範堂の各ブランドのイメージキャラクターを務めており、平野が「ムヒシリーズ」、神宮寺勇太が「ムヒベタV液」、岸優太が「ヒビケアシリーズ」と、それぞれ異なる商品の世界観を演じ分けている。
CMの主役はあくまで商品のため、ドラマや映画とは違った演技が求められるもの。セリフの間や強弱、視線の動きや表情の変化で、商品の魅力を引き立てる必要があるのだ。3人の繊細な演技は、ライブやMVで世界観を作り上げる彼らの表現力とも通じるものがある。
若手メンバーの躍進も目覚ましい。まず、ISSEIは4月に主演舞台『ぽっぷす?』にて、売れないロックバンドのメンバー役を熱演。全編がアイドル風ロックナンバーで構成された観客参加型作品という特殊な舞台を完走した。以降も、舞台『成瀬は天下を取りにいく』への出演に加え、10月には出演映画『昨夜は殺れたかも』の公開も控えており、映像作品への活躍も広がっている。
CLASS SEVENも、Canvaオリジナル連続ドラマ『どんな綺麗な朝日より沈む夕日を僕は推す。』でメンバー全員が演技に挑戦したことが印象深い。オタク役を演じた3人は、アイドルとしてのオーラを消し去り、振り切った芝居を披露。軽音部のバンドメンバー役の4人も、「クラスにひとりはいそう」と思わせるリアルな学生をそれぞれ演じていた。
ドラマや映画、舞台、CMで培った経験は、歌唱やライブでのパフォーマンスなど、音楽面でも活きるはずだ。ジャンルを問わずひとりの表現者として、活動領域を広げていくTOBE所属アーティストたち。その多面的な魅力が、彼らの音楽をより豊かなものにしていくのだろう。