おいしくるメロンパン、ソロインタビューで紐解く「bedroom swimmer」 三者三様のインディーロックと、夏の夜のお供

峯岸翔雪(Ba)

ーー今回は“夏”をテーマに伺いたいのですが、峯岸さんは夏はお好きですか?
峯岸翔雪(以下、峯岸):好きですね。
ーーおお! 今までのおふたりは「嫌い」との返答だったので、初の「好き」の回答です(笑)。
峯岸:でも世間の人って、みんな嫌いですよね。うちのマネージャーも嫌いと言っていて、まじで俺しかいないんです(笑)。夏って“予感”が詰まっているじゃないですか? 子どもの頃から「なんかあるぞ、この夏は」とバシバシ感じていて。あと、普通にやることもいっぱいあるんで。
ーーたとえば、どんなことですか。
峯岸:夏は家族でよく避暑地に旅行に行っていたんです。それがお決まりで、すごく好きで。夏というと、長野・志賀高原の山々の風景と空気が浮かぶんですよね。夏は山登り、冬はスキーで、年に2回は当たり前という家庭でした。
ーー旅行以外の夏の思い出もありますか?
峯岸:ドラムの原とは高校が一緒で、文化祭に本気の学校だったんです。普通、進学校だと高3の夏休みは受験モードに入るじゃないですか? うちも進学校だったんですけど、夏休み40日間くらいをほぼ返上して、全クラスで演劇をやる。その練習に費やす学校で。その夏の時間がぎゅっと凝縮されて、すごくいい思い出になっていて。まさに青春でしたね。
ーー新曲「bedroom swimmer」に関して、ナカシマさんと原さんは、あまり夏を感じないとお話しされていたのですが、峯岸さんは夏を感じましたか?
峯岸:僕も同じくで、あまり感じないです。ただ、おっしゃることはわかります。多分サウンド感に夏っぽさが出ているのかなと。弾けている感じがあるので、歌詞が入っていない状態で「これ何の季節の曲?」と音だけで聞かれたら、多くの人が「夏」と答えるんじゃないかなと思います。
ーーこの曲、ベースのサウンドがいちばん印象的だなと思ったんですけど、音作りでどんなことをイメージされたんですか?
峯岸:本当に思った通りの音で録音できて。デモが上がってきたときから、この音像のイメージで作りました。僕は普段、ドンシャリだけどミドルを結構出して、細かいフレーズが聴こえやすい音作りをしているんですけど、今回はそこは考えず、「暴れよう」と掲げて。しかも普段は4弦ベースなんですけど、今回は5弦ベースを、さらに半音下げてチューニングして使っています。それで低音がより暴れるようになって、そのニュアンスも出せたかなと。デモを一発聴いた時点で「この音だ」と決まりましたね。
ーーナカシマさんがインディーロックをイメージしていた、というのも音像の一端に表れているんでしょうか?
峯岸:ありましたね。彼が「インディーロック」と言ったときに「やっぱそうだよね」と思ったので、サウンド面のイメージはかなり共有できていたなと思います。
ーー峯岸さんのなかでのインディーロックって、どういうものですか。
峯岸:バンドで言うとLittle Birdyのイメージがあります。“インディーロック”=“インディーズ”と思っている人もいるので、この言葉を使うときは結構気を遣うんですけど、影があって、派手じゃなくて、トゲトゲしさがあって、かつ「俺らは音楽がやりたいんだ!」という意思を感じる。その全部が詰まっているのがインディーロックというか。そういうイメージです。冒頭のリフもデモの段階からあって、ほかに3案くらい出してくれたんですけど、3人とも「やっぱり最初の方がいいね」となりました。完璧じゃない、どこか抜けている感じがいいなと思います。

ーー5弦ベースでの録音は初めてだったんですか?
峯岸:持ってはいたんですけど初めてでした。音域を広げたいというより、単純にこの5弦ベースの綺麗めなサウンド感がこの曲に合うな、という理由で。ここにきて新しいことができたのは、なんだか嬉しかったですね。
ーーナカシマさんの歌詞はどう受け取りましたか?
峯岸:歌詞を知るのがいちばん最後で、その前に死ぬほど聴いてアレンジしちゃうので、もう歌詞を歌詞として聴けなくなってしまって。音として聴いてしまうんですよね。音楽は歌詞の意味を加味せず、音だけでいい音楽でないといけない、という考えも僕のなかには結構あって。ボーカルもひとつの楽器みたいな聴こえ方をしているところがあります。
ーー今日の話を聞いて、三者三様でとても興味深かったです。そんな個性が全然違う3人が、ずっと一緒にバンドをやり続けられている秘訣ってなんだと思います?
峯岸:「うまいことやろう」という意識ですかね。長年やってきて、それぞれがお互いにいい距離感を見つけていて。難しいことを考えず、自然と無意識的にうまい距離感でやっているんだろうな、と思いますね。
ーーミニアルバム『avenue』はどんな作品になりそうですか。
峯岸:前作がメジャー1枚目という感じなら、これはメジャー2枚目という感じがすごくします。外に目線を向けた曲が集まった1枚だなと思いますね。ずっとやってきた“おいしくるメロンパンのエッセンス”も間違いなく入っているし、新しい面も入っている。チャレンジングな1枚になっています。僕個人としてもチャレンジングなフレーズやアプローチをしているので、「ちゃんと進んでいるな」と自分たちでも感じられる作品です。
ーー最後に、峯岸さんの夏の夜のお供を教えてください。
峯岸:本当は“お酒”と言いたいんですけど、禁酒をしてまして。だから、今のお供は旅行の妄想ですかね。それこそ長野に行きたいなと思っているんですけど、なかなか時間が取れないので、スマホ片手に妄想ばっかりで。軽井沢か、上高地か、はたまた尾瀬か、スイスもカイロも行きたいな、みたいに妄想する。……趣旨に合ってますかね(笑)?
■キャンペーン情報
「bedroom swimmer」リリース記念SNSシェアキャンペーン
「夏の夜とおいしくるメロンパン」
実施中
実施期間:2026年7月20日(月)12:00〜2026年8月3日(月)23:59
詳細:http://www.toysfactory.co.jp/artist/oisiclemelonpan/news/detail/7291
応募フォーム:https://forms.gle/dz3P4TQbYEjxpCpS8
■リリース情報
11thミニアルバム『avenue』
発売日:2026年8月26日(水)
予約・詳細:https://oisiclemelonpan.lnk.to/avenue
初回映像盤:CD+DVD ¥4,400(税込)
初回2CD盤:2CD(『avenue』+『thirsty (remember take) 』)¥3,300(税込)
通常盤 CD:CD ¥1,650(税込)
<収録内容>
1. ツツジの枯れる頃には
2. 落下するデジャヴ
3. あの城まで歩いて
4. 最果ての庭
5. bedroom swimmer
■公演情報
『おいしくるメロンパン avenue tour – sleepwalk –』
2026年9月25日(金)東京 Spotify O-EAST
2026年10月3日(土)広島CLUB QUATTRO
2026年10月4日(日)高松MONSTER
2026年10月10日(土)新潟LOTS
2026年10月17日(土)名古屋Niterra日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
2026年10月24日(土)盛岡CLUB CHANGE WAVE
2026年10月25日(日)仙台Rensa
2026年11月6日(金)札幌ペニーレーン24
2026年11月7日(土)旭川CASINO DRIVE
2026年11月21日(土)福岡国際会議場メインホール
2026年11月28日(土)大阪NHKホール
2026年12月20日(日)東京 昭和女子大学 人見記念講堂
■関連リンク
公式サイト:https://oisiclemelonpan.com/
X:https://x.com/oisicleMelonpan
Instagram:https://www.instagram.com/oisiclemelonpan_official/
TikTok:https://www.tiktok.com/@oisiclemelonpan_official
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