「正直、ずっとガールズバンドを続けていると思っていました」――SAKI、自身の“芽吹き”と日本音楽シーンの多様性

Gus G.、hibiki、影丸……ゲストアーティストたちとの化学反応

――続いて「M.D.D.」ですが、これは何の略語なのでしょうか。

SAKI:これ、全然何も考えていなかったんです(笑)。仮タイトルとして何となくつけていたんですけど、調べていただいたら、大うつ病性障害(Major Depressive Disorder)という用語があるらしくて。曲調はまったく正反対のアッパーな曲なので、逆に「鬱屈した気分を打破する」みたいな意味に後付けでしようかな、と(笑)。ライブでお客さんと盛り上がりたくて作った曲なので、かけ声もたくさん入っています。

――「Teeny Tiny Dance」は、シンプルでストレートなロックナンバーですね。

SAKI:Shibasakiさんが「アルバムにこういう曲がひとつあるとどうですか?」と提案して、もとのトラックを作ってきてくださったんです。確かに今までやったことがないタイプの曲でしたし、シンプルなリフを繰り返す、乗りやすい曲になりました。すでにセッションバンドでも少しやってみたんですけど、お客さんの反応もすごくよくて。インストだと、こういうシンプルな曲も映えるなとあらためて思いました。

――「翠雨」は、日本語のタイトルがとても美しいです。

SAKI:「先にトラックリストを提出してください」ということになって、タイトルをどうしようかなと思っていたんです。雨の曲なので、ストレートに雨が入るタイトルがもう一曲欲しいなと思って調べていた時に、「翠雨」という言葉を見つけました。初夏の雨という意味なので、アルバムにも時期的にちょうどいいだろうと思って、このタイトルにしました。少し落ち着いた、暗めというほどではないんですけど、初夏の梅雨時期くらいの雨の空気感をイメージして作っていきました。

――「Flores a Flores」に、Gus G.さんがゲスト参加することになった経緯は?

SAKI:キングレコードの担当の方が、もともとGus G.さんとすごく仲が良くて、ご紹介いただいたんです。たまたまGus G.さんが私のことを知ってくださっていて、「じゃあぜひ」と言ってくださり、トントン拍子で決まりました。「Flores a Flores (feat. Gus G.)」は“花から花へ”という意味なので、ソロが受け渡されていくようなアレンジも、タイトルに引っ張られて自然にできました。ソロの前半がGus G.さんで、後半が私です。ソロバトルをやらせていただきました。

――共演してみていかがでしたか?

SAKI:本当に世界で活躍されている方だけあって、音が素晴らしいですよね。あと仕事がすごく早かったんです。本当はここまで作業できないかもしれないというお話だったんですけど、隙間時間を作って、すごく早く送ってくださいました。プレイの内容もそうですし、私がやりたいことを汲んで弾いてくださったんだなとすごく感じました。曲全体の雰囲気に沿ったメロディをつけてくださったと思います。

――「Redemption」はZalaさんとともにアレンジを行い、hibikiさんと影丸さんが参加されています。

SAKI:全体は自分が作っているんですけど、シンセやオーケストレーションをZalaさんにつけていただきました。自分がすごく悩んでいた時にポンと出てきた曲で、自分をちょっと鼓舞してくれるようなメロディが気に入って、そこから作っていきました。

 hibikiさんと影丸さんには、とにかく自由にやってくださいとお伝えしました。後半のドラムは、影丸さんが「ちょっとうるさいかもしれないけど、試してみていいですか?」と提案してくれたものです。いつもライブで叩くドラマーさんが大変そうだなと思っていますね(笑)。

――最後の曲「GERMINANS」は、どのように生まれたのですか?

SAKI:「Redemption」と同じように、頭のメロディがパッと浮かんだ曲です。2年前、ちょうどソロを再始動しようとしていた時期だったので、新しく何かが芽吹くようなイメージで作りました。ギターのフレーズやトーンも、かなり細かく箇所ごとに変えています。ピックアップも細かく変えて、質感が少しずつ変わるようにしました。

――このアルバムを携えて、7月からツアーも始まります。

SAKI:父方の親戚がみんな福岡なので、福岡からツアーを始められるのもすごく嬉しいです。インストアイベントもありますし、普段はなかなか行けない土地をまわれるのも楽しみですね。ツアーでいうと、最後の東京公演にはMary’s Bloodの時からサポートしてくれているYASHIROちゃんがきてくれますし、Like〜an〜Angelで一緒のRENOさんにもゲストで来ていただきます。自分の曲だけではなく、RENOさんの曲も何かやって、少しお祭りっぽい感じにできたらいいなと思っています。ツアーはいろいろ盛りだくさんになりそうで、楽しみにしています。

――これからソロアーティストとしてやってみたいことや目標はありますか?

SAKI:変な意味で取ってほしくないんですけど、「こうなりたい」というのが、逆にあまりないんです。今も、気づいたらここにいたという感覚があって。正直、ずっとバンドをやっていると思っていましたし、ガールズバンドを続けていると思っていました。Like〜an〜Angelに入るとも思っていなかったですし。いろんな人生の流れに乗ってここまできていて、それがまたどういうふうになっていくのか、自分でも楽しみですね。お客さんに求められることや、まわりのスタッフさんからの意見にも柔軟に身を任せながら、進んでいけたらと思っています。

■リリース情報
ALBUM『PLUVIA』
発売中

配信URL:https://king-records.lnk.to/PLUVIA_2026

初回生産限定デラックス盤
https://www.kingrecords.co.jp/cs/g/gKICS-94255/
KICS-94255/9,900円(税込)
初回生産限定特典
・Blu-ray付
・三方背BOX仕様+カラー・フォトブックレット封入

通常盤
https://www.kingrecords.co.jp/cs/g/gKICS-4255/
KICS-4255/3,300円(税込)

<CD>
01. PLUVIA
02. Dezerted Zygos
03. HORIZON 
04. THE EMPRESS
05. M.D.D.
06. Teeny Tiny Dance
07. 翠雨
08. Flores a Flores (feat. Gus G.)
09. Redemption
10. GERMINANS 

<Blu-ray>※初回生産限定デラックス盤のみ収録
PLUVIA(Music Video)
The Making of the “PLUVIA” Music Video

SAKI 1st Tour “Autumn Rain”
Recorded at Shibuya REX on Saturday, 6 September 2025.
・GERMINANS
・THE EMPRESS
・Redemption
・BRIGHTNESS

<CDゲストアーティスト>
M01「PLUVIA」
Drums:Senri Kawaguchi
Piano:Naoki Oka

M08「Flores a Flores (feat. Gus G.)」
Guitar Solo:Gus G.

M09「Redemption」
Bass:hibiki(SABER TIGER, NoGoD)
Drum:影丸(-真天地開闢集団-ジグザグ)

M10「GERMINANS」
Bass:Frédéric Leclercq
Drums:Senri Kawaguchi

■ツアー情報
『SAKI SOLO MAJOR DEBUT TOUR 2026 “PLUVIA”』
07月04日(土)福岡・LIVEHOUSE OP’s
OPEN 15:00/START 15:30

07月25日(土)宮城・仙台ROCKATERIA
OPEN 15:00/START 15:30

08月01日(土)大阪・OSAKA MUSE
OPEN 15:00/START 15:30

08月02日(日)愛知・ell FITS ALL
OPEN 15:00/START 15:30

08月11日(火・祝)東京・新宿ReNY
OPEN 15:00/START 15:45

<サポートミュージシャン>
はな(Gt/Gacharic Spin)
ちい(Ba)
shuji(Dr/ex:Janne Da Arc)※福岡・大阪・愛知公演
前田遊野(Dr)※宮城公演

<東京公演サポートミュージシャン>
YASHIRO(Gt)
RENO(Guest Guitar)
ちい(Ba)
川口千里(Dr)

<チケット>一般発売中:https://eplus.jp/chakixx/
・特典付きVIPチケット:15,000円(税込/ドリンク代別)(特典内容:先行入場/ライブ後2ショット撮影/お見送り付き)
・通常チケット:7,000円(税込/ドリンク代別)
※オールスタンディング

SAKI オフィシャルサイト:https://chakixxfc.com
X:https://x.com/_chakixx_

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