SHOW-WA、悲願の日本武道館へと続く確かな“道”ーーRubyと約束を交わした『大千穐楽』を振り返る

昭和歌謡グループ・SHOW-WAが5月7日、神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールでツアーの大千秋楽『SHOW-WA 2nd Concert Tour 2026 “道” -大千穐楽-』を開催した。
超満員の会場を前に、メンバーの山本佳志は「初めて『ぽかぽか』(フジテレビ)で生歌唱した時なんて、17人しか集まらなくて、そのうちの6人が家族だったのに、それが今や!」と感動を露にした姿が非常に印象的だった。そんな思いもあってか、ライブはRuby(SHOW-WAのファンネーム)への感謝が溢れた2時間30分に。本稿では、ハートフルかつ胸を熱くさせた同公演の模様をレポートする。
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満員のパシフィコ横浜で魅せた圧巻の幕開け
開演直前、会場に流れるのはサザンオールスターズの「希望の轍」。その選曲は、海に面した会場、パシフィコ横浜というロケーションにふさわしい。そんな風に感傷に浸っていると、BGMはどんどんと大きくなっていき、会場は暗転。映像が流れ出した。映像内では、メンバーひとりずつの登場に合わせてライティングがメンバーカラーに光るという演出も。それに合わせて、ファンたちが大きな声で一人ひとりの名前を呼ぶ姿が微笑ましい。

メンバーの登場前から盛り上がりを見せる会場に現れた6人は、今年1月7日にリリースし、「オリコン週間シングルランキング」「シングル合算ランキング」1位を獲得した「東京ジャンクション」を披露。1番のサビまで歌い切ると、塩田将己が「パシフィコ横浜! 一緒に声出す準備できていますか?」と気合い十分でファンを煽った。



そしてノンストップで披露したのは、昭和の名曲であるフォーリーブスの「ブルドッグ」。力強く歌い上げたかと思いきや、続く「君のパヒューム」ではクラップを誘う映像演出も。最年長・寺田真二郎の歌い出しから始まった同楽曲では、メンバーが上手と下手いっぱいに広がり、できるだけ多くのファンを見つめようとする姿も見られた。



3曲を披露したところで、この日初めてのMCへ。そこでは井筒雄太が「皆さん、我が地元へようこそ!」と嬉しそうな表情。かと思えば、青山隼も「僕は生まれは仙台ですが、横浜市の緑区青葉台で育って……」とアピール。これには井筒「ハマっ子、盗らないで〜」と仲睦まじそうにツッコんでいた。そんなメンバーの自己紹介を終えた後で、山本がメンバー、そして会場に「過去一、大きい円陣をやろうよ!」と提案。普段はステージ直前に6人でやっているという「SHOW-WA! ウー!」という掛け声をRubyを巻き込んで行い、この後のステージへの士気を高めた。


向山毅のまろやかな歌声でスタートしたのは、松田聖子の名曲「青い珊瑚礁」。途中、メンバーの名前を呼んだり、手拍子を煽ったりする演出も豊富で、ここでまた会場との一体感を高めていた印象だ。「ひらがなの女」「いい湯だな」などの全5曲の間には、メンバーが客席を回るという一幕も。1階から3階まで、Ruby一人ひとりとの交流を楽しむ姿は、活動を通してファンをハートフルな気持ちにさせるSHOW-WAらしいひとときを見せた。
たっぷりと時間をかけたファンとの交流タイムを終えると、向山、井筒、山本の3人は安全地帯の名曲「じれったい」をマイクスタンドを使ってパフォーマンス。メインボーカルをくるくると変え、1フレーズごとに異なる表情を見せていた。そして、塩田、青山、寺田は「赤いスイートピー」でハーモニーを響かせる。最後には3人で肩を組んで微笑む姿も見られた。

その後「僕らの口笛」を挟み、映し出された幕間映像にはツアータイトルでもある『道』と書かれたアルバムを覗き込む6人の姿が。そのアルバムには、これまでのSHOW-WAの道のりが記されているようで、会場は感傷的な気分に浸っていた。そんな空気感を包み込むように披露されたのは、松任谷由実の「卒業写真」とテレサ・テンの「時の流れに身を任せ」。なんともエモーショナルな気分にさせた後で、井筒は「今までの自分の人生、道を振り返る、そんな歌詞が僕たちにとても重なる部分があるのではないかと思い、今回のツアーで歌わせていただいております」と思いを告白。会場からは大きな拍手が送られた。
かと思えば、『紅白』への道を諦めていないからと、全員でけん玉の中皿に載せることにチャレンジしたりと笑いを誘うのも彼らの魅力。続いて披露されたのは「ジューンブライド」と、目まぐるしく変化する展開で観客を飽きさせない。


























