LE SSERAFIM×Spotify、ソウルでのプレミアムライブを徹底レポ 新曲の最速披露、美しくも強力な“PURE FLOWERS”が咲き誇る

ルセラ×Spotify『PURE FLOWERS LIVE』レポ

思考は止めて踊ろう、「BOOMPALA」

 この日のハイライトは、間違いなくタイトル曲「BOOMPALA」の初公開だった。恐れとは結局のところ、視点による幻想に過ぎないのだから、軽く払い除けて今を楽しもうという哲学的なメッセージは、ラテンハウスのジャンルと世界的なメガヒット曲「Macarena」のサンプリングに出会い、極限の愉快さとなって弾けた。

 ステージの前には、「今日のダンス先生」を務めたEUNCHAEの主導のもと、観客と一緒に踊るチャレンジダンス教室が開かれた。「誰もが、どこでも本当に簡単に真似できる」とメンバー自らが見本を見せた振り付けは、「Macarena」の象徴的な腕の動きを取り入れた直感的で親しみやすいものだった。少し照れくさそうにしている観客に向けて、HUH YUNJINが「私たちだけがカムバックするんじゃない、FEARNOTもカムバックするんだよ! Spotifyのカメラが全部撮ってるよ!」と茶目っ気たっぷりに参加を促すと、場内は笑いの渦に包まれた。「この曲の魅力ポイントは、明るい振り付けにプラスされた無害な笑い」というKAZUHAの説明そのものだった。

 完璧なパフォーマンスを披露するため、メンバーたちがヘッドセットマイクをセットしてステージに上がると、本格的な「BOOMPALA」の幕が開いた。打撃感あふれるビートに乗せてお馴染みのメロディがアレンジされて流れ出し、エネルギーに満ちた振り付けのおかげで、ファンはすぐに動きを真似しながらサビを大合唱。彼女たち特有のポジティブなバイブスが空間を完全に掌握した。

ついに、「PURE FLOWERS」の満開

 約1時間にわたって行われた『PURE FLOWERS LIVE』は、LE SSERAFIMが3年ぶりにリリースするフルアルバムが、それほど長い時間をかけて準備する価値があったと証明する場だった。

 KAZUHAは「天気のように、FEARNOTとエネルギーいっぱいに活動できそうです」と笑い、SAKURAも「去年から準備していたフルアルバムなので、思い入れがひとしおです」と感無量の表情で語った。HUH YUNJINは「昔よりもさらに仲良くなって、まるで姉妹のような関係になった私たちの繋がりが、アルバムからも感じられるはず」と、メンバーのケミストリーが詰まった作品であることを強調した。

 公演が終わり帰路につく観客のために、Spotifyは『PURE FLOWERS LIVE』のビジュアルとリンクした「折りたたみ日傘」を特別なプレゼントとして用意していた。来る夏に備えると同時に、LE SSERAFIMの繊細な美学を所有させてくれる、優しい締めくくりだった。

 この日のステージでLE SSERAFIMが打ち上げたシグナルは明確だ。傷つくことを知っていながらも自由を選択し(「Creatures」)、他人の宇宙を理解しようと努力し(「Sonder」)、そしてついに、皆で集まって無駄な思考を止めて踊ろう(「BOOMPALA」)と誘いかける。

 5人のメンバーの強固な連帯、Spotifyのグローバルな企画、そしてファンの熱いエネルギーが融合した夜。LE SSERAFIMの美しくも強力な「PURE FLOWERS」は、すでに全世界に向けて満開に咲き誇り始めていた。

■セットリスト
1.CELEBRATION
2.Creatures
3.Sonder
4.SPAGETTI
5.CRAZY
6.BOOMPALA

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