Mr.Children デビュー34周年ーー“今”を鮮やかに更新し続け、35周年という次なるマイルストーンへ

34年目の5月10日、深い縁のある宮城のステージへ

 34周年を迎えた本日開催される全国ツアー『Mr.Children Tour 2026 “Saturday in the park”』の会場には、きっと特別な高揚感が漂っているのだろう。宮城という地もまた、彼らにとって深い縁のある場所だ。東日本大震災以降、ライブツアーで何度もこの地に足を運び、音楽を通じて対話を重ねてきた彼らにとって、この節目の日に宮城のステージに立つことには、言葉以上の重みがあるように思えてならない。

 思えば、デビュー作『EVERYTHING』に収録された「君がいた夏」や2ndアルバム『Kind of Love』に収録された「星になれたら」には、瑞々しい憧憬と、まだ見ぬ未来への期待が詰まっていた。あれから彼らは日本の音楽シーンの頂点に立ち、数え切れないほどのヒット曲を生み出してきたが、その根底にある「音楽を楽しむ」という純粋な衝動は、今も変わっていないように見える。むしろキャリアを重ねた今の方が、ある意味ではもっと自由な精神で音を楽しんでいるのかもしれない。

 来年に控える35周年は、これまでの節目がそうであったように、あるいはこれまで以上に大きな祭典になるかもしれない。ファンの期待は膨らむばかりだが、今の彼らの充実ぶりを見る限り、35周年という大きな波に乗るための準備は、この34年目の活動の中で着実に整えられていくはずだ。34周年とは、35年目という大きな扉を開けるための、最も贅沢で濃密な助走の期間なのだ。彼らが30周年のときに提示した“半世紀へのエントランス”というビジョンは、この34年目という地点において、より現実味を帯びてリスナーの前に示されている。

※1:https://natalie.mu/music/pp/mrchildren02/page/2

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