嵐 二宮和也の笑いは世界に届く? 『8番出口』全米公開を巡る巧みなトーク術

 嵐の二宮和也が主演を務めた映画『8番出口』が4月10日より全米で公開され、先週末(4月10日~4月12日)の「全米ボックスオフィスランキング」で、わずか495館の公開にもかかわらず、興行収入143万5,789ドル(Box Office Mojo調べ/※1、2)を叩き出した。奇しくも“8位”にランクインと、思わず「持っている」と言いたくなる結果である。

二宮和也、ラジオでは綾野剛からのリアクションを報告

 4月12日放送に放送された二宮のレギュラーラジオ『BAY STORM』(bayfm)では、『8番出口』がフライト中の飛行機内でも観られるようになっていたというリスナーからのお便りが届いた。そのメールを読み上げたあと、「誰だっけな? 誰かに『観た』って言われたんだよな……」と、他の人からの報告を思い出す素振りを見せる二宮。「あ、綾野でした。剛ちゃんが!『(映画館に)行けなかったから、飛行機で観れてよかった』って言ってて」と、俳優の綾野剛の名前を挙げた。さらに「絶賛ですね。『人生で一番いい映画だった』って言ってました(笑)。いや、僕にはそう聞こえました」と続ける。

 そんな二宮の少々「盛っているのでは?」とも思われる言い回しに、番組ディレクターの板橋氏が「聞こえたってことですね? 綾野さんが肉声でそうおっしゃったというわけではない?」と確認すると、「文字ベースでは違いましたけど。そういうふうに聞こえてます、正直」とどこ吹く風。その後も、板橋氏が「人の言うことを変えてはいない?」と念を押すも、「板橋さん、それはよくない!」と制しながら、「みなさんが知ってるあの綾野剛さんが『人生で一番いい映画だった』って!」と何度も強調してみせる。

 とはいえ、綾野から連絡をもらったのは事実なようで、「本当に素晴らしいコメントを残してくれてるわけですよ。それはさすがに(番組ででは)言えないですけど。『ニノさすがでした』っていうふうに、最後締めてますけども」と誠実に話しながらも、最後は「『人生で一番いい映画だった』という認識でした」と、“事実”と“解釈”がすり替わっていくねじれのようなものを感じさせるのも、『8番出口』を彷彿とさせる雰囲気だった。

二宮和也、ラジオは「全米中心」!?

 会話の内容から察するに、同番組の収録はおそらく全米公開前に行われたもの。放送日が現地での公開日の2日後であることに気づいた二宮は、「我々全米中心でお届けしてるんで」と、千葉県を中心としたbayfmの放送エリアを大きく超えるリスナーに向けてこの番組は放送しているのだという意欲を見せる。

 ついには板橋氏も調子を合わせて「メインターゲットが全米」と話し始めると、「……っ、はい!」と自らカットをかけた二宮。「大丈夫ですか、今日。ほぼ嘘みたいな話をして……あ、嘘じゃない! 捉え方の違いの話をしていただけで」と、惑わせ続けながらもその出口をしっかりと用意しているところにも、二宮のエンタメ力を感じさせる一幕だった。

 どこまでがリアルで、どこからがフィクションか。『8番出口』が海外へと広がっていくだけでなく、その作品のテーマにも通じるトークでこれほど楽しませてくれる。そんな二宮節のきいたラジオの魅力も、いつか国を超えて見つかってほしいと期待せずにはいられない。

※1:https://www.boxofficemojo.com/weekend/2026W15
※2:https://realsound.jp/movie/2026/04/post-2365889.html

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