THE ALFEE、前人未到の3000回公演達成へ メモリアルな記録を叶える50年以上の歩み、3人が目指す“次の景色”

 THE ALFEEがまた一つ、誰も見たことのない景色を私たちに見せようとしている。4月17日に開催予定の東京ガーデンシアター公演で、彼らは日本のバンドとして前人未到の単独公演回数通算3000回という記録を打ち立てる。1974年のデビューから52年。1983年リリースのシングル『メリーアン』によるブレイク以降、彼らは走り続けてきた。3000回というのは、単なる数字ではない。50年以上もの期間、愚直に積み重ねてきた努力の結果そのものなのだ。彼らは日本全国を巡り、何世代にもわたるオーディエンスの目の前で音を鳴らし続けてきた。

 今回の3000公演達成は驚異的だが、THE ALFEEが保持する記録はそれだけに留まらない。彼らの活動を俯瞰すると、THE ALFEEがいかに特異なバンドであるかが浮かび上がる。

 まずは、2025年8月に達成した「オリコン週間シングルランキング」における連続TOP10入り獲得作品数だ。74thシングル『HEART OF RAINBOW』で59作連続シングルTOP10入りを記録し、歴代単独2位を記録。男性アーティストにおいては歴代単独1位となり、今も破られていない(オリコン調べ/※1)。流行が目まぐるしく変わる音楽シーンにおいて、40年以上にわたり一度も途切れることなくチャートを賑わせ続け、常に一線を走り続けることの難しさは想像に難くない。しかし、そんな中でもTHE ALFEEの音楽が支持され続けるべき普遍性を持っている証拠であると言えるだろう。

 
 
 
 
 
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 ライブに関しての記録も多い。1983年の初公演以来、彼らにとって日本武道館は“聖地”であり、冬の風物詩となった。現在彼らの日本武道館での公演数は105回を迎え、バンドとしては歴代1位の公演数を記録。全アーティストの中でも歴代トップクラスの公演数を誇っている。

 なぜTHE ALFEEは、誰一人欠けることなく、これほどの長期間、第一線で活動し続けられるのか。その答えは、彼らがよく口にする“3人の絆”という、非常にシンプルな結論に至るだろう。

 桜井賢は単独公演通算3000回を目前に控えた昨年、インタビューのなかで、長く活動を続ける上で心がけているのは「いい意味で考えないことですよ」と語り、その上で「やりたくても健康的な理由でやれない人たちだっているわけで、それは我々だって同じことですからね」「バンドでよかったなと思いますよ。誰かひとり調子が悪くても支えられる」(※2)とも口にしていた。3人で始めたTHE ALFEEという物語を互いに支え合い、50年を超える年月をかけてじっくりつむぎ、そうして達成したのがこれらの記録だ。

 偉大な到達点をいくつ迎えてもなお、THE ALFEEの視線はすでに“次”を捉えている。フォークからロック、プログレ、メタルまで、時代に合わせてサウンドを自在に変化させながら、核心にある3人のコーラスを磨き続けてきた彼ら。その音楽的柔軟性と絆があれば、デビュー60周年、そしてその先への続いていく未来は決して夢物語ではないと思うのだ。

 次はどんな新しい音楽で、どんなステージで私たちをワクワクさせてくれるのか。この愛すべき3人組が刻む一歩が、楽しみでならない。

※1:https://www.oricon.co.jp/news/2399660/full/
※2:https://realsound.jp/2025/12/post-2245960.html

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