KEY TO LIT、『ぽかぽか』で発揮する予測不能なバラエティ力 お茶の間を魅了していく“個性とバランス”

 KEY TO LITが、4月より『ぽかぽか』(フジテレビ系)の木曜レギュラーを務めている。昨年2月のグループ結成から1年。昨年は早くもアリーナツアーを成功させるなどパフォーマンス面での実力を証明してきた彼らは、活躍のフィールドを着実に広げている。

 今回のレギュラー出演は、メンバー個々のキャラクターがさらにお茶の間にも浸透する機会となるだろう。その可能性は、すでに過去の出演回でも十分に示されてきた。

 そもそもを振り返れば、KEY TO LITがグループ5人全員でのバラエティ番組初出演を果たしたのは『ぽかぽか』だった。昨年10月20日放送回では、それぞれが特技を持ち寄り、個性を光らせていたことが印象深い。岩﨑大昇は“玉置浩二モノマネ”でスタジオを沸かせ、牛肉を重さ300g(誤差10g以内)にカットすれば持ち帰ることができる“牛肉ぴったんこチャレンジ”も見事成功。猪狩蒼弥は得意のラップで自己紹介を行い、伊集院光にプレゼントを用意するというサービス精神を発揮していた。佐々木大光はドラムで番組テーマソングを演奏し、アートが得意な中村嶺亜は番組をテーマにしたイラストを制作。また、井上瑞稀は「売り込みポイントがどうしても思いつきませんでした」と語る控えめなスタンスで逆に印象を残していた。

 そして、今年3月30日の放送では、メンバーが再び5人そろってゲスト出演。登場するや否や、猪狩が「木曜日(レギュラー)、ありがとうございます!」とひざまずいて挨拶する場面からも、彼の瞬発力と場の空気を掴むセンスを感じさせた。この日は、月曜日のレギュラーメンバーとの対決企画や、結成から1年を振り返っての“ぶっちゃけ報告会”を展開。なかでも印象的なのは、「いまだに自分のキャラが定まっていない」と話した井上だろう。彼自身は「ドラマに出たい」と語っているが、演技仕事と同じくらいバラエティの仕事が舞い込んでいるという。そう語る背後で松田元太(Travis Japan)がクラッカーを鳴らし、大きく驚く井上。そのリアクションの良さに周りも笑いに包まれ、松田も「やっぱり(バラエティ)向いてるんですよね」と太鼓判を押す。本人の志向とは異なる形にはなるが、バラエティで光る資質も徐々に引き出され、今後もグループに新たな奥行きをもたらしそうだ。

 それに、彼らのバラエティでの実力はYouTubeでの企画動画でも日々発揮されている。毎週日曜日にジュニア公式チャンネルにおいて更新されているKEY TO LITの動画は、他のグループと比較しても群を抜いて再生数を伸ばしている。内容としては、過去に先輩グループが取り組んできた定番企画も多いが、どれも彼らの個性が加わることで独自の面白さへと昇華されているように思うのだ。

KEY TO LIT【秋のKEY TO LIT大運動会🍁】ご褒美が豪華だよSP!!

 たとえば、運動会企画で風船を割った数を競う場面では、体重の軽さゆえに思うようにいかない井上や、コツを掴んで攻略する中村、怖くて一向にチャレンジできない岩﨑と猪狩の横で、一人驚愕のペースで割り続けて“プロ”と称される佐々木など、それぞれのキャラクターが自然と映っていた。誰が一番メンバーのことを知っているかを競う企画では、なぜか順位が高いほど獲得ポイントが低くなる謎の採点システムを取り入れる岩﨑や、次に正解するまでモザイク&ボイスチェンジャーという追加ルールで小悪魔ぶりを発揮する中村など、予測不能な展開も多い。テレビだけではない、さまざまな場所で残してきた“爪痕”が、今回の『ぽかぽか』の木曜レギュラー就任の事実に繋がっていったのだろう。

 こうして振り返ると感じるのは、5人それぞれが異なるアプローチでその“爪痕”を残してきたということだ。誰か一人が突出するのではなく、個性の総和として成立するバランスの良さが、KEY TO LITからは感じられる。これまでのバラエティ番組への出演やYouTube企画で積み重ねてきた5人のバラエティ力が、今後の『ぽかぽか』でも発揮されていくことだろう。KEY TO LITの挑戦はさらに大きな広がりを見せていきそうだ。

KEY TO LIT 岩﨑大昇・中村嶺亜、それぞれの才能を活かした個人活動 グループに還元して広げる可能性

KEY TO LITの岩﨑大昇がミュージカル出演、中村嶺亜が個展開催とそれぞれの個性を活かした活動をしている。それぞれの活躍はグ…

KEY TO LITが持つ圧倒的な“数字の強さ” 「ジュニア大賞」、YouTube再生数に表れるメンバーとファンの信頼関係

「恋人にしたいジュニア」ランキングでは、ジュニア最年長であるKEY TO LIT・中村嶺亜が今年も圧倒的な支持を集め1位を獲得。…

関連記事

リアルサウンド厳選記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる