嵐、五輪を彩り続けた名曲たち 「カイト」「風の向こうへ」「Hero」……人々の支えとなるエールソングの真髄

 2月6日から『ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピック』が開幕し、冬ならではの熱き戦いが始まった。テレビ各局では連日のように現地からその熱気を届け、選手たちも熱い思いを語るなど大きな盛り上がりを見せている。

「Hero」から「カイト」へ、2004年から届け続けた五輪テーマソング

 嵐の櫻井翔は、日本テレビ系『ミラノ・コルティナ2026冬季五輪』のスペシャルキャスターに就任。これまでさまざまな選手への取材を重ねて築いてきた信頼をもとに、どの競技のどの選手に対しても和やかに、そしてリスペクトを持って接し続けている。

 そんな奮闘する選手たちにエールを送るように、嵐としても、5人が歌う音楽を通して冬季・夏季を含めて数多くの五輪テーマソングを届けてきた。

 最も記憶に新しいのが、米津玄師が作詞曲を手がけた「カイト」だろう。『2020年東京オリンピック・パラリンピック』の「NHK2020ソング」として起用された。嵐としては初となるNHKでの五輪タイアップだった。

嵐 - カイト (アラフェス2020 at 国立競技場) [Official Live Video]

 嵐の五輪テーマソングの歴史を遡ると、2004年の日本テレビ系『2004 アテネオリンピック』中継イメージソングとして起用された「Hero」にたどり着く。それまではバレーボールの世界大会や春の高校バレーなどのイメージソングに起用されることが多かったが、グループの人気の高まりとともに、よりスケールアップを果たしていった。

ARASHI - Hero [Official Music Video]

 2008年には「風の向こうへ」が、『北京五輪』の日本テレビ系テーマソングに起用された。櫻井は同局のキャスターを務めたのに加え、本作ではRap詞を手がけるなど、音楽面からも選手たちにエールを送った。その後も日本テレビ系の夏季五輪のイメージソングとして、2012年の『ロンドン五輪』では「証」、2016年のリオデジャネイロ大会では「Power of the Paradise」と続き、そして『東京五輪』へと繋がっていった。

ARASHI - Power of the Paradise [Official Music Video]

 また、冬季五輪でも嵐の音楽は鳴り響いてきた。「揺らせ、今を」が、櫻井がメインキャスターを務めた日本テレビ系『バンクーバー五輪』中継テーマソングとして冬季大会で初起用されたのを皮切りに、同局にて2014年には『ソチ五輪』テーマソングに「Road to Glory」、2018年には『ピョンチャン五輪』テーマソングに「白が舞う」が起用され、大会を彩った。夏季・冬季問わず、嵐の音楽は選手やチームをはじめ応援する者にとっても、喜びや悲しみなどさまざまな場面に寄り添うように存在してきたのだ。

 嵐の楽曲が起用され続けた背景には、櫻井の選手に対するリスペクトと誠実さ、そしてチャーミングなキャスターとしての手腕や活躍ぶりはもちろんのこと、日本のトップアイドルグループとして走り続けてきた嵐の明るく前向きな、ひたむきな姿勢があるだろう。日本の代表として競技に挑むアスリートたちの境遇や心境に寄り添える力は、国民的アイドルだからこそ持ち得るものだと思う。

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