TOMORROW X TOGETHERが過ごす「人生に二度とない黄金期」 日本5大ドームツアー真っ只中――2026年に歩む道を語る

 2025年、TOMORROW X TOGETHERは年末まで日本での活動に精力的だった。特に12月26日には『うわっ!ダマされた大賞 2025』(日本テレビ系)に出演、12月27日、28日にはワールドツアーの日本公演『TOMORROW X TOGETHER WORLD TOUR <ACT : TOMORROW> IN JAPAN』の3会場目となるみずほPayPayドーム福岡公演、12月29日には『発表!今年イチバン聴いた歌~年間ミュージックアワード 2025~』(日本テレビ系)に出演、そして12月30日には『COUNTDOWN JAPAN 25/26』出演と、連日のスケジュールが続いた。本稿では、その2025年の日本活動の最後を飾った『COUNTDOWN JAPAN 25/26』のステージレポートと終演直後に行ったインタビューを特集したい。

 TOMORROW X TOGETHERはこの日、「EARTH STAGE」に登場した。リハーサルの時点でまず驚いたのは、今回のステージがバンドセットであるということ。そして、フェスという場所にもかかわらず、TOMORROW X TOGETHERのペンライトを持ったたくさんのMOA(ファンの呼称)が集まっていたこと。大きなステージをメンバーの5人がどのように楽しませてくれるのか、開演前から非常に楽しみだった。

 1曲目に披露されたのは、「Beautiful Strangers (Japanese Ver.)」。今年リリースされた4thアルバム『The Star Chapter: TOGETHER』のタイトル曲であり、日本3rdアルバム『Starkissed』に日本語バージョンとしても収録された、彼らにとって2025年を代表するような楽曲だ。これまで“君の名前を呼ぶ”ことを歌ってきたTOMORROW X TOGETHERがそのメッセージをさらに強固に、そしてストレートに歌うこの曲。それを1曲目に聴いたMOAたちは、すぐさま単独コンサートさながらの大きな掛け声で応えていた。両者の絆を会場に見せつけるような息の合った掛け合いに、早くも圧倒された。

 「Beautiful Strangers (Japanese Ver.)」を終えると、グループでの挨拶とともに「みなさんに会えて、とても嬉しいです!」とSOOBIN。TAEHYUNも「一年を締め括る特別なステージなので、楽しく幸せな時間をお届けします!」とコメントした。続けてYEONJUNが「叫べー!」と煽り、会場のエネルギーをたしかめるとすぐに次の楽曲がスタートする。

 そこから「Danger」、「Upside Down Kiss」と、バンドアレンジの合う楽曲を続けて披露。大きな会場や生のバンドサウンドにも負けない彼らの歌唱力の高さを見せつけられる。それも、5人全員がメインボーカル級だ。『COUNTDOWN JAPAN 25/26』で偶然TOMORROW X TOGETHERに出会った人は驚いたと思う。それを証明するかのように、徐々に観客の数が増え、前のめりになって行く様子が印象的だった。

 今回、4曲目に「SSS (Sending Secret Signals)」が披露されたことも大きなサプライズとなった。HYDEが手がけた日本3rdアルバムの収録曲であり、この日のステージで初披露されたのだ。スタンドマイクで“HYDE節”のメロディを歌いこなす姿が似合っている。「SSS (Sending Secret Signals)」について「緊張感のあるメロディと歌詞で、タイトル曲の『Can't Stop』と同じくらい人気の曲」「とても意義深いコラボ」とメンバーは紹介し、1月26日にHYDEがフィーチャリングに参加したバージョン「SSS (Sending Secret Signals) (feat. HYDE)」をリリースすることも発表した。歓声があがるなか、BEOMGYUが「HYDEさんと一緒に歌った『SSS (Sending Secret Signals)』も楽しみにしててね!」とキュートに付け加えた。

 会場の熱気をそのままに、5曲目に「Deja Vu [Japanese Ver.]」を披露。TOMORROW X TOGETHERは「Beautiful Strangers」や「Deja Vu」のような切なくも力強いイメージの楽曲もたくさん持っているが、HYDEが提供した「SSS (Sending Secret Signals)」とその軌跡の親和性の高さに今回のセットリストで気づかされる。そもそも、彼らに似合わない音楽など、ないのではないだろうか――。

 続く「ひとつの誓い (We’ll Never Change)」もスタンドマイクで披露された。ダンスをしない楽曲では積極的に手を振ったり、フロアを指を差したりと、5人のファンを思う様子が窺える。そのまま「0X1=LOVESONG (I Know I Love You)feat. 幾田りら[Japanese Ver.]」へ。バンドサウンドとTAEHYUNの絞り出すような第一声に震える。これが生で見るTOMORROW X TOGETHERか、とあらためて思い知らされる。ダンスも、歌も、ステージの見せ方も、すべてが想像以上に高いスキルで放たれていた。2番のサビ前――SOOBINとTAEHYUNのパートでは、歌声を引き立たせるようにバンドのサウンドがすっと引いたアレンジもライブならではのものだった。

 そこからダンスミュージック(ハウス)のトラックが特徴的な「I’ll See You There Tomorrow」で雰囲気ががらりと変わる。踊れる曲もある、楽しげなセットリストだと思いながら体を揺らす。さまざまなジャンルを乗りこなす姿を遠慮なく見せつけるいいステージだ。かと思えば、ごくシンプルに〈行けるよ どこでも〉と希望を歌う「Where Do You Go?」、そして「きっとずっと (Kitto Zutto)」へと続いた。もうそこには楽しい音楽と日本語でまっすぐに歌われる明るいメッセージしかない。そのうえ、TOMORROW X TOGETHERが歌い、MOAが掛け声で応えるだけではなく、さまざまなバンド/アーティストのグッズを身に着けた観客たちも手を挙げて楽しむ様子が見えた。幸せなものだけが存在する空間。この日に居合わせた者だけが体験できる、いつも通りだけれど、いつもとは少し違うステージだ。

 この日最後のMCでは、2026年にも続く日本ドームツアーで会おうとメンバーたちは伝える。HUENINGKAIは「2026年は午年ですよね。午年の僕とTAEHYUNさんのエネルギー溢れるステージをぜひ観にきてください!」と続けた。最後の曲を披露する前に、「今日、楽しかったですか!」「後ろも楽しかったですかー!」と呼びかけると、後方からは歓声――特に男性の声が大きく響き、メンバーたちは驚きの表情を見せる。のちのインタビューで語っていた「MOA以外の人もMOAにする」という言葉が叶うような盛り上がりだったように思う。

 最後の楽曲は、「Can't Stop」。ダンスの美しいステージで、この日を締め括ることとなった。全11曲もの楽曲を披露した彼ら。最後まで会場に手を振りながら、「東京ドームで会いましょう! ありがとうございました!」と未来の明るさを感じさせながらステージをあとにした。

 リアルサウンドは、『COUNTDOWN JAPAN 25/26』出演直後のTOMORROW X TOGETHERにインタビュー。アルバムのリリースをはじめ忙しく活動してきた2025年を振り返りながら、新年の抱負などを語ってもらった。インタビューとともに、2026年に続いていく5人の進化に思いを馳せよう。

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