GPP始まりの曲「Bring it Back」で伝えるメッセージ

――1stデジタルシングル「Bring it Back」について教えてください。J-POPにもK-POPにもカテゴリできない、GPP独自のサウンドメイクだと思いました。みなさんはこの曲を受け取った時、どのように感じましたか？

SARA：展開が激しくて衝撃的でした。単純に盛り上がれるサウンドというだけでなく、歌詞や踊りとセットにすると、私たちのなかにある芯の強さや葛藤も強く打ち出せると思いました。

MIKA：初めて聴き終えたあとは、放心状態でした。難易度の高い激しい曲調だったので、正直、「大丈夫かな？」「やれるかな？」と心配もありました。聴いた時はとにかくびっくりでした。

――多彩なボーカルスタイルも楽しめるナンバーです。特に〈無謀な挑戦、My turn now〉というフレーズの激しい歌い方に驚きました。

ANAMI：この曲はGPPの始まりの曲なので、今の自分のすべてを見せようと思っていたんです。だから、シャウト気味のラップパートを担当できてよかったなと思います。

――サビのパワフルなボーカルも印象的ですね。

HONOKA：「私たちの曲だ！」っていう気持ちになった一方で、サビの自分のパートが難しくて最初は絶望していました。キーが高いし、踊りも激しい。「こんなこと同時にできるのかな？」と不安になりました。それでも繰り返し歌うことで少しずつ慣れてきて、クリアできるようになったんです。

LUNA：1番のサビの終わりにラップパートがあって、その歌詞がかなりインパクトがあるんです。私自身、自分に自信がなくて困っている時期が長かったんですが、そのラップパートが「私は強いと思うのが大事だよ」と教えてくれました。だから、気持ちを入れ替えて、過去の弱い自分を壊していくつもりで歌っています。

――「Bring it Back」が発信するメッセージは、みなさんと同世代のリスナーにアピールしそうですね。この曲を通して聴き手に伝えたいものは何でしょうか？

MOMOKA：GPPは過去にいろいろな経験をしてきたメンバーで構成されたグループです。なので、「挑戦し続けて限界を突破してほしい」というメッセージは、今夢がある／ないに関係なく、多くのリスナーに届いてほしいです。

ANAMI：たとえ挫折していたとしても、私たちみたいに限界を突破してほしい。そんな情熱を感じていただけたら嬉しいですね。

――この8人で、最初は日本で、やがて世界へと羽ばたいていくと思います。そういった未来についてメンバー同士で語り合う機会はあるのでしょうか？

MIA：「各メンバーの出身地で単独コンサートをしたいね」って、よく話しています。私もいずれはみんなをロンドンに連れていきたいです。

――10年先、20年先のGPPはどうなっているのか、もしくはどうなっていたいと考えていますか？

HONOKA：きっとこれからそれぞれが個人でやりたい、できる仕事も増えていくと思うんです。それでも8人で必ず集まってライブしたい、音楽したい――そんなことを思える心を持てていたらすごくいいなって思います。

RINKA：この8人でずっと歌とダンスを届ける仕事を続けたらいいですね。

――「Bring it Back」のリリース前日（12月15日）には、初のお披露目となるイベント『GPP Debut Showcase Live』を都内で開催しますね。

SARA：「楽しみにしていてほしい」という気持ちでいっぱいです。とにかく今までやってきたことをしっかり見せたい。今はそれだけですね。