通信カラオケDAM、2025年年間カラオケランキング発表 “最も歌われた歌手”はMrs. GREEN APPLEに

カラオケDAM、年間カラオケランキング発表

 通信カラオケDAMが、2025年の年間カラオケランキングを発表した。

 2025年ランキングで最も歌われた楽曲は、Mrs. GREEN APPLEの「ライラック」。最も歌われた歌手もMrs. GREEN APPLEだった。

 今年は、下記全16ジャンルのランキングの発表となった。

<総合>
1.楽曲別 TOP50
2.歌手別 TOP20

<部門別>
3.今年発売楽曲 TOP10
4.今年放送・公開/TVアニメ・アニメ映画主題歌 TOP10
5.今年発売VTuber楽曲 TOP10
6.今年発売ゲームキャラクターソング TOP10
7.今年発表ボーカロイド楽曲 TOP10
8.今年発売ボーイズグループ楽曲 TOP10
9.今年発売ガールズグループ楽曲 TOP10
10.今年発売K-POP TOP10 
11.今年発売演歌・歌謡曲 TOP10
12.今年DAMで配信した東方系楽曲 TOP10
13.LIVEカラオケ TOP10
14.今年TikTokでバズった&歌われた曲 TOP10
15.リバイバル平成ソング TOP10
16.昨年と比べて今年歌われた曲 TOP10

DAM 2025年年間カラオケランキング『楽曲別 TOP50』
通信カラオケDAM 楽曲別 TOP50/()内は昨年の順位。2025年1月1日以降に配信した曲は「初」と表記。また、2024年年間ランキングで51位以下の曲は「圏外」と表記。バージョンが複数ある曲は、同一曲として集計。調査期間:2025年1月1日~11月15日

 『楽曲別 TOP50』についてDAMは、「2024年にリリースされた同曲は、“合唱曲”として学校行事や発表会でも歌われています。Mrs. GREEN APPLEのTOP50内曲数は2024年の4曲から7曲に増加していることから、その人気が年々高まっていることがうかがえます」とコメントしている。

 さらに、2位につけたVaundy「怪獣の花唄」は根強く、2023年および2024年『楽曲別』においても2年連続1位で、リリースから5年以上経った現在もなお歌われているカラオケ人気曲だ。TOP50内の初登場曲は2曲、昨年ランク外だった曲は11曲となる。

通信カラオケDAM 歌手別 TOP20
歌手別 TOP20/()内は昨年の順位。昨年21位以下の歌手は「圏外」と表記。

 さらに『歌手別 TOP20』は、1位Mrs. GREEN APPLE、2位back number。DAMは、「(Mrs. GREEN APPLEの)発売する曲が次々とヒットするとともに過去作品への支持も高まり、昨年以上の勢いで確固たる地位を築いています」とコメントしている。

 また、演歌界からは美空ひばりが唯一ランクインしたほか、嵐が18位に浮上。DAMは嵐の『歌手別 TOP20』浮上について、「およそ5年間の活動休止を経て、2026年春のコンサートツアーに向けて再始動することと同ツアーをもって解散することを発表し、多くのファンに衝撃を与えました。この一連の出来事がカラオケでの選曲にも影響を与えたと推察されます」とコメントしている。

通信カラオケDAM 今年発売楽曲 TOP10
今年発売楽曲 TOP10/調査期間:2025年1月1日~11月15日

 『今年発売楽曲 TOP10』では、Mrs. GREEN APPLE「ダーリン」が1位を獲得。Mrs. GREEN APPLEは、3位「クスシキ」、5位「天国」とあわせて3曲がランクインした。

 「ROSE」がランク入りしたHANAは唯一今年デビューしたアーティストで、人気の強さを見せた。2位のサカナクション「怪獣」は、『今年放送・公開/TVアニメ・アニメ映画主題歌』で1位、6位の=LOVE「とくべチュ、して」は『今年発売ガールズグループ楽曲』で1位を獲得、今年を代表する話題曲がジャンルを超えて続々とランキング入りした。

通信カラオケDAM 今年放送・公開/TVアニメ・アニメ映画主題歌 TOP10
今年放送・公開/TVアニメ・アニメ映画主題歌 TOP10

 『今年放送・公開/TVアニメ・アニメ映画主題歌 TOP10』では、サカナクション「怪獣」が1位を獲得した。

 DAMがシーズンごとに発表しているアニメ主題歌ランキングと照らし合わせると、1位のサカナクション「怪獣」は、『2025年冬アニメ主題歌ランキング』1位、2位のMrs. GREEN APPLE「クスシキ」は『2025年春アニメ主題歌ランキング』1位、5位のアイナ・ジ・エンド「革命道中」は『2025年夏アニメ主題歌ランキング』1位。

 サカナクションが約3年ぶりに発売した「怪獣」は、2025年上半期ランキングの『上半期アニメ作品主題歌』でも首位を獲得したままの勢いで逃げ切った。また米津玄師は、これらの人気曲に圧をかけるように3位、4位、6位と唯一複数曲をランクインさせ、アニソン界でもその存在感を示した。

通信カラオケDAM 今年発売VTuber楽曲 TOP10
今年発売VTuber楽曲 TOP10

 『今年発売VTuber楽曲 TOP10』では、星街すいせいが「もうどうなってもいいや」で1位に。2023年の「Stellar Stellar」、2024年の「ビビデバ」に続き3年連続で首位を獲得した。1位のみならずTOP3を含む5曲を占めた。

通信カラオケDAM 今年発売ゲームキャラクターソング TOP10
今年発売ゲームキャラクターソング TOP10

 『今年発売ゲームキャラクターソング TOP10』では、初星学園「ハッピーミルフィーユ」が1位を獲得した。

 同楽曲をはじめ、5曲がランクインした初星学園は、スマートフォンゲーム『アイドルマスター』シリーズ最新作『学園アイドルマスター』の舞台となるアイドル養成学園の名称。学園に通う生徒たちをアイドルとしてプロデュースする育成シミュレーションゲームの中で、キャラクターたちがユニットやソロで楽曲を多数発表。DAMは『SNSでのダンス、歌唱動画の投稿やリアルライブイベント「初星学園音楽祭」など、ゲームの枠を超えた活発な音楽活動で話題を集めたことがカラオケでの人気にもつながりました』と分析している。

 また、2位、6位にランクインした『ウマ娘 プリティーダービー』は、実在する競走馬をモチーフにしたキャラクター“ウマ娘”たちが、仲間やトレーナーと学園生活を送りながらレース制覇を目指すクロスメディアコンテンツ。DAMは『ゲーム内でレースに勝利したご褒美として披露されるウマ娘たちの歌は、「WINNING LIVE」シリーズとしてCD発売されるほか、ライブイベントで披露されたことでカラオケでも歌われたと考えられます』とコメントしている。

 7位、8位、10位の『あんさんぶるスターズ!!』は、男性アイドルを育成するスマートフォン向けシミュレーションゲーム。唯一男性アイドルをテーマにしたゲームがランクインし、女性ファンを中心に熱い支持を集めたという。DAMは「ゲーム内での楽曲披露やユニットごとのCD発売、ライブイベントでのパフォーマンスが注目を集めたことがカラオケでの選曲につながりました」とコメントしている。

通信カラオケDAM 今年発表ボーカロイド楽曲 TOP10
今年発表ボーカロイド楽曲 TOP10

 『今年発表ボーカロイド楽曲 TOP10』の1位は、DECO*27史上ナンバーワンの超ハイテンションチューンとして知られる「テレパシ」だ。〈脈ナシハラスメント〉〈テンパりトーク〉など、現代の恋愛事情をDECO*27ならではの造語で表現したユニークな歌詞や、自身が過去に発表したMVの一部を引用するセルフオマージュを多く含む構成がボカロファンの注目を集めた。DECO*27は、4位「ハローセカイ」、5位「チェリーポップ」、10位「フュージョン」もランクインした。

通信カラオケDAM 今年発売ボーイズグループ楽曲 TOP10
今年発売ボーイズグループ楽曲 TOP10

 『今年発売ボーイズグループ楽曲 TOP10』では、timelesz「Rock this Party」が1位を獲得した。

 オーディション番組『timeless project』を経た8人での再スタートにあわせてリリースされた同楽曲が1位を獲得。TOP10を占める9組のアーティストのうち、2位BE:FIRST、3位M!LK、10位Da-iCEを除く6組は、すべてSTARTO ENTERTAINMENTに所属するグループとなった。

通信カラオケDAM 今年発売ガールズグループ楽曲 TOP10
今年発売ガールズグループ楽曲 TOP10

『今年発売ガールズグループ楽曲 TOP10』1位は、=LOVEの「とくべチュ、して」が獲得。DAMは「キャッチーな歌詞とショート動画に投稿したくなるような踊りやすく・まねしやすい振り付けが “バズり”につながりました」とコメント。

 また、2位を獲得したのはHANAの「ROSE」。HANAは同楽曲はじめ、3位、4位、5位、8位と、TOP10の半数を制した。

通信カラオケDAM 今年発売K-POP TOP10
今年発売K-POP TOP10

 『今年発売K-POP TOP10』では、ILLITの「Almond Chocolate」が1位を獲得した。DAMは、ILLITについて「【今年発売ガールズグループ楽曲】にも唯一韓国からランク入りを果たし、グローバルな人気を証明しました」とコメントしている。

 さらに、BOYNEXTDOORが「今日だけ I LOVE YOU (Japanese Ver.)」と「IF I SAY, I LOVE YOU」で3位と6位にランクインした。

通信カラオケDAM 今年発売演歌・歌謡曲 TOP10
今年発売演歌・歌謡曲 TOP10

 『今年発売演歌・歌謡曲 TOP10』では、水森かおりの30周年記念シングル「大阪恋しずく」が1位を獲得した。DAMは、「大阪の観光地を背景に撮影されたジャケットやMVは、大阪・関西万博の開催も追い風となり注目を集めました」とコメント。

 また、昨年「昭和かたぎ」で1位を獲得した天童よしみは、今年「昭和ごころ」で2位にランクインした。

通信カラオケDAM 今年DAMで配信した東方系楽曲 TOP10
今年DAMで配信した東方系楽曲 TOP10

 『今年DAMで配信した東方系楽曲 TOP10』では、ビートまりお/COOL&CREATE「チルノのパーフェクトさんすう学園」が1位を獲得。

 同楽曲は、東方アレンジの代表格のIOSYS feat. miko「チルノのパーフェクトさんすう教室」のアレンジ曲だ。

 5位、6位、7位、9位にランクインした暁RecordsについてDAMは「暁Recordsは、東方系ファンからのリクエストが特に多かったため、今年6月に多数の楽曲をDAMに配信しました。配信とともに大きな反響があり、4曲がランキング入りを果たしました」とコメントしている。

通信カラオケDAM LIVEカラオケ TOP10
LIVEカラオケ TOP10/2025/11/25現在配信中の楽曲が対象。

 アーティスト本人のライブ演奏と映像で歌えるDAMのコンテンツ『LIVEカラオケ』において、1位を獲得したのは『back number dome tour 2018 “stay with you”』でのback numberの「チェックのワンピース」。

 2位、8位、9位には、BIGBANG、G-DRAGON(from BIGBANG) 、TWICEとK-POPアーティストのLIVEコンテンツがランクイン。また、Snow Manは唯一3曲のランクインをいずれも異なるツアー映像で果たした。

通信カラオケDAM 今年TikTokでバズった&歌われた曲 TOP10
今年TikTokでバズった&歌われた曲 TOP10/「TikTok音楽チャート」の、2025年1月から11月までを集計して上位10曲を選出し、DAMで歌われている順にランキング作成。

 『今年TikTokでバズった&歌われた曲 TOP10』でもMrs. GREEN APPLE「ライラック」が1位を獲得。TikTokでは同楽曲に振り付けをして踊るショート動画“#ライラック 踊ってみた”が多く投稿されており、ボーカルの大森元貴が自ら投稿したことで話題になった。

 4位のCANDY TUNE「倍倍FIGHT!」についてDAMは「明るくポップなメロディと前向きなメッセージが若年層の心をつかみました」とコメント。 “倍倍ポーズ”を取り入れた振り付けが、ダンスチャレンジ動画の拡散を通じてムーブメントを起こした。

 7位の超ときめき♡宣伝部「超最強」や、8位のiLiFE!「会いにKiTE!(2025 9人 ver.)」など、DAMは「元気でポジティブな“応援系ガールズソング”の明るく共感できるメッセージ性がバズりの鍵となっている」とコメントした。

通信カラオケDAM リバイバル平成ソング TOP10
リバイバル平成ソング TOP10

 『リバイバル平成ソング TOP10』ではORANGE RANGE「イケナイ太陽」(2007年)が1位を獲得した。DAMは同楽曲について「”平成あるある”を72連発する令和バージョンのMVを発表したことで人気が再燃しました。芸人・マユリカの2人が漫才No.1を決定する人気番組『M-1グランプリ2024決勝戦』でORANGE RANGEの楽曲をネタとして扱ったことがきっかけとなり、このMVに出演しています。アップテンポでキャッチーなフレーズが“平成っぽくて逆に新しい”と話題になり、若年層を中心に夏の定番ソングとしてカラオケでも再評価され、『楽曲別』でも43位にランクインしました」とコメントしている。

 また、広瀬香美の代表曲「ロマンスの神様」(1993年)が2位にランクイン。DAMは「同曲に合わせて創作ダンスを披露するショート動画“ダンスチャレンジ”がSNS上で拡散し、再び注目を集めています。自らもこのチャレンジに参加して、公式アカウントでパフォーマンス動画を投稿、ファンや若い世代の間で大きな話題を呼びました」とコメントしている。

 3位には、YUI「SUMMER SONG」(2008年)がランクイン。「青春を感じさせる爽やかな歌詞が“#歌ってみた”で多くの投稿を生み出しました」とDAMは述べている。

通信カラオケDAM 昨年と比べて今年歌われた曲 TOP10
昨年と比べて今年歌われた曲 TOP10

 昨年までにDAMに配信された曲の中で、昨年と比較し今年歌唱回数が伸びた曲のランキングを抽出した『昨年と比べて今年歌われた曲 TOP10』では、Mrs. GREEN APPLEの「ライラック」が1位を獲得。

 2位にはCUTIE STREET「かわいいだけじゃだめですか?」がランクインした。DAMは「『かわいいだけじゃだめですか?』はKAWAII LAB.を象徴する定番曲として定着し、今年の『楽曲別』でも7位になりました」とコメント。

 さらに、4位のいきものがかり「コイスルオトメ」(2006年)は、YouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』で2025年1月に披露された弾き語りアレンジが注目を集め、同バージョンはCMソングにも起用されたほかアルバム『あそび』(2025年)にも収録された。

 8位のいきものがかり「気まぐれロマンティック」(2008年)も2021年に『THE FIRST TAKE』でのアレンジをきっかけに再ブームを巻き起こし、同じく『あそび』に収録された。DAMは「これら2曲の『THE FIRST TAKE』バージョンが注目を集めたことで、ファンの間では『THE FIRST TAKE』風のセットで歌唱する動画投稿が増え、カラオケでの人気も再燃しました」とコメントしている。

DAM 公式サイト:https://www.clubdam.com/

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