THE JET BOY BANGERZ、さらにパワーアップしたステージと絆 爆発力のあるパフォーマンスが叶える夢

 11月11日、THE JET BOY BANGERZ(以下、TJBB)が東京・Zepp Haneda (TOKYO)にて『THE JET BOY BANGERZ LIVE & FAN MEETING TOUR 2025 〜JET PARTY〜』を開催した。TJBBの魅力が存分に発揮されていた同公演の様子をレポートしたい。

 TJBBの魅力といえば、D.LEAGUEで活躍するプロダンサーでもあるパフォーマーのダンスと、3人のボーカリストの美しくもパワフルな歌声。そして、なんと言っても10人が揃った時に発揮される、爆発力と圧倒されるほどのパワーだろう。その魅力が、幕開け1秒後からバシバシと伝わってくる。オープニングでは、メンバー一人ひとりがダンスと歌でパフォーマンスを披露。一気に会場から歓声が沸き上がった。そして、彼らのパフォーマンスの良さがギュッと詰まった「Jettin’」でライブがスタート。10人揃ったステージは圧巻だ。「TEN」、「B.A.D」、「Attention」と一気に畳み掛け、会場からは“TJBBコール”が巻き起こっていく。

 「JET PARTYへようこそ! 盛り上がる準備できてますか!」というYUHIの言葉を皮切りに、AOI、AERON、SHOW、TAKI、NOSUKE、KOTA、TAKUMI、SHIGETORA、HINATA、YUHIの順でひと言ずつ挨拶。そのまま「PARTY IN HERE」へ。横一列に並び、手を振りながら客席を煽っているのだが、手の振り方にもそれぞれの個性が表れている。これだけ違った個性があるのに、一つにまとまったパフォーマンスになっているのは、チーム力と築き上げられた絆があるからだろう。そして、KOTAの「一緒に歌いましょう!」、YUHIの「踊りましょう」で、「LOVE/HATE」と続く。オーディエンスも一緒に歌って踊りながら、パーティーを楽しんでいった。

 MCでAOIが「今日は何の日でしょう。ポッキーの日。なので今日は一緒にシェアハピしていきましょう!」とシャウトすると、SHIGETORAも「ポッキーの日は日本の行事の中でも一番と言っていいくらい盛り上がる日だと思うんですよね。なので、超気合い入っていて、汗がポッキーになっちゃうくらい踊りました!」とポッキーネタを被せる。しかし、メンバーからは「ちょっとわからん」と突っ込まれてしまっていた。それをかき消したのがTAKIの声。「盛り上がってるかー! めちゃくちゃ楽しい1日になること間違いないので、このまま最高の日にしていきましょう!」と元気な声を届けていた。そんな中、「1回クールダウンしましょう」とYUHI。「愛する人を失った喪失感や悲しさをまっすぐ表現した曲」という紹介で、「まさか泣くとは思わなかった」へ。美しいダンスとともに、美しい歌を披露していった。さらにボーカル3人のみで「冬のダイアモンド」を披露し、TJBBが歌だけでも人々を魅了できることを証明する。

 暗転が明けると、衣装チェンジしたパフォーマーのみがステージに登場。『THE DANCE DAY』(日本テレビ系)で披露した「Fly with me」だ。大歓声を受けながらパフォーマンスをすると、そのままダンスパフォーマンスへと続く。さすがのパフォーマンスに思わず息を呑む。そこに衣装チェンジしたボーカルも合流。大人っぽく「say something」を披露して会場を魅了した。

 一気にライブパートを駆け抜けた10人。ここで影アナで誰がMCを担当するか決めていくことに。一人ずつメンバーの名前を挙げて、観客の反応を探る。甲乙つけ難い反応の中、「今回のMCはこの人です」と紹介されながらステージに登場したのはSHOW。「やっぱり僕でしたー!」と出てきたSHOWの進行によって、企画コーナーをスタートさせようとするも、NOSUKEから“待った”が入り、MCをバトンタッチすることに。NOSUKEの進行で新企画「0.1秒イントロドン」なるゲームがスタートした。年下チーム、年上チームに分かれたメンバーが、0.1秒しか流れないイントロを聴いて、何の曲か当てていくというものだ。AOI vs TAKUMIはTAKUMI、SHIGETORA vs AERONはAERON、TAKI vs YUHIはTAKI、HINATA vs NOSUKEはHINATA、KOTA vs SHOWはKOTAに軍配が上がる。勝者は年下チーム。罰ゲームとして、年上チームを代表してSHOWが真っ黒な激マズドリンクを飲むことになった。一気に飲み干したSHOWは顔を歪めながらも「この後も楽しんで行きましょう!」とリーダーらしくしっかり企画コーナーを締めていた。

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