Dream Ami、8年ぶりのソロツアーは笑顔が溢れるものに 鷲尾伶菜と共にE-girls楽曲のパフォーマンスも

 Dream、E-girlsとしての活動を経て、2015年7月29日にシングル「ドレスを脱いだシンデレラ」でソロデビューを果たし、この夏にソロデビュー10周年を迎えたDream Ami。2017年に開催された『Dream Ami 1st. Live Tour 2017 ♡ Re: Dream』以来、約8年ぶりとなるソロツアー『Dream Ami LIVE TOUR 2025 “Best Hit's Live” ~Episode 0~』では、10月6日に東京・SHIBUYA PLEASURE PLEASUREで東京公演を開催し、鷲尾伶菜がスペシャルゲストに登場。E-girlsのナンバーを一緒にパフォーマンスしてファンを沸かせた。

 ライブが始まると、Dream Amiが携わった懐かしいナンバーの印象的なフレーズが散りばめられたオープニングSEが会場に流れ、10年という時を実感しグッと胸をつかまれた。ピンクベースのドレス調の衣装に金髪という、10年前と変わらぬ印象の出で立ちでAmiがステージに現れると、観客は一斉に立ち上がってペンライトを振った。

Dream Ami

 ライブは爽やかなシティポップ調の新曲「ときめきDiary」(2025年9月配信)でスタート。続いてE-girlsのナンバー「CANDY SMILE」を繰り出し、「楽しんでいきましょう!」と観客に声をかけると、会場にはクラップが鳴り響いた。ダンサーと息の合ったダンスと共に聴かせた「Change my Life」では「みんなの声を聞かせてください!」と言ってコール&レスポンスを繰り広げ、早くも会場が一つになった。

 最初のMCではツアーが8年ぶりであることについて、「8年だって。やばくない? 8年も何してたんだろうね(笑)」とコメント。ソロデビュー10周年についても触れ、「あの頃は10年後もソロでやっているとは思わなかった」と当時を振り返る。そして「今日はグループ時代の曲もたくさん集めてセットリストを組んだので、楽しんで帰ってください」とコメントし、ソロデビュー曲「ドレスを脱いだシンデレラ」や映画主題歌にも起用された「はやく逢いたい」など、Dream Amiとしての代表曲を次々と披露。

鷲尾伶菜

 「ここで今日のゲストを紹介します!」と紹介し、早速スペシャルゲストの鷲尾が登場すると、「ステージで一緒に歌うのは久しぶりだから緊張する」とAmi。赤のパンツルック姿の鷲尾と歌ったのは、E-girlsのライブでは欠かせないバラード「好きですか?」と「ショコラ」。「好きですか?」は、Dream Shizukaと鷲尾が切ない思いを歌ったナンバーで、Amiと鷲尾の2人で披露するのはこれが初めてのこと。それぞれスポットライトを浴びながら、切ない歌詞を交互に歌いつないでいった2人。かつての仲間であり先輩後輩である2人の、時を経た今だからこその絶妙な間合いと距離感には、懐かしさと共に新たな感慨を抱いたファンも多かっただろう。

 中盤には、「過去を振り返ったトークがしたいと思って」と、事前に観客から集めた質問にAmiが答える「企画コーナー」を開催。「ギターは今でも弾いていますか?」という質問に「痛いところを突かれた!」と苦笑いしたほか、「Anniversary!!」のMV撮影時の裏話や、デビュー当時にステージでサビ歌詞が飛んで気まずかったという失敗談などが明かされた。さらにサプライズで、当時のマネージャーさんからの思い出として当時のエピソードが紹介されると、ばつが悪そうな、でもどこか嬉しそうな表情で、「長くやっているといろいろあるよね」とコメントした。

 後半戦は、「POSITIVE (Dream Ami version)」で一緒に振り付けを踊って体をほぐし、お待ちかねの「EG(E-girls)メドレー」に突入。バイクを運転するポーズも楽しい「EG Summer RIDER」。クラップで盛り上がった「STRAWBERRY サディスティック」。「Highschool ♡ love」では手を左右に振りながら、コール&レスポンスも繰り広げて会場が一つに。

 「Mr.Snowman」と「Follow Me」では、再び鷲尾を迎え入れ、10年経っても変わらないキレのあるパフォーマンスと共にファンを魅了した。「Follow Me」では「もっともっと盛り上がって行きましょう!」と言って客席にマイクを向けると、会場には〈(O-O-O-Oh)〉と歌う観客の大合唱が響き渡る。4人のダンサーを交えた6人が、ステージにずらりと並んで踊って歌う様子に、当時のことを重ねて観たファンも多かっただろう。

 「EGメドレー」の後は、Amiと鷲尾のトークで会場を沸かせた。「鷲尾さんとステージで歌うのは感慨深いです。5~6年ぶり? リハーサルの時も、普通すぎて違和感なかったし。あの頃みたいでエモかった!」とAmi。鷲尾も「裏で観ててE-girlsの曲が始まった時、“やばっ! 出なきゃ!”って思っちゃった。でも不思議なもので、何年経っても振り付けは体が覚えてる。それに振り付けを踊ると、自然に歌詞も出てくるんです」などコメント。ほかにも「『Mr.Snowman』を一緒に踊れて嬉しかった」(Ami)、「AmiさんがE-girlsの時よりも踊っていてびっくりした!」(鷲尾)など、思い出と共に今の新たなお互いの姿に驚きつつ、どこか同窓会のような、和やかなやりとりで会場をほっこりさせた。

 また、11月から開催される鷲尾の『Reina Washio Zepp Live Tour 2025「freivor」』の東京公演(12月14日 東京・Zepp Haneda (TOKYO))にDream AmiとDream Shizukaがゲスト出演することにも触れ、「Amiさんにやりたい曲を聞いたら、Amiさんが参加していない11人曲ばかりを挙げるんです」と言う鷲尾に、「え~! だって、あの曲いいな~って思ってたから!」(Ami)と、E-girls愛が止まらなかった。何が披露されるかは当日のお楽しみだ。

 その後、映画『ズートピア』日本版テーマソングで、彼女の代表曲である「トライ・エヴリシング」を動画撮影OKで披露。「みんなも歌って」と言って、〈オオオオオー〉と大合唱が会場に。観客が向けるカメラに「記者会見でもこんなにカメラ向けられたことない!」と笑いながら、笑顔で手を振ったAmi。本編最後には「ヒマワリ」を歌い、タオルを回して会場全体が一体になった。

 「めっちゃ楽しかった。来年またライブやりたい。その時は、もっと進化した姿を見せたいです。最高でした!」(Ami)

 アンコールでは7月に配信リリースした「KIRAKIRA DAYS」と、「みんなの幸せを願ってこの歌を歌います」とコメントして、Dreamの楽曲「I Love Dream World ~世界中のしあわせを歌おう~」を披露した。温かく前向きなミディアムナンバーと、胸を締め付けるような切ないバラード、そして血湧き肉躍るダンスナンバー。さまざまな時代のさまざまな楽曲を、一気に聴かせて魅せたライブ。しかし、そこに共通していたのは、明日に向かうための前向きで力強いメッセージが込められていたこと。笑顔で始まったライブは、Dream Amiらしいくったくのない笑顔で締めくくられた。

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