Mrs. GREEN APPLE、King & Prince、嵐、MISIA……さまざまな形で“夢と魔法”を届けるディズニーコラボ
少し遡ると、2009年11月20日には、嵐が東京ディズニーシーにて『ハウス食品プレミアムナイト「嵐 in 東京ディズニーシー」』と題したプレミアムイベントを開催。ミッキーをはじめとしたディズニーの仲間たちと嵐がパークで共演する、文字通り“夢のような一夜”を繰り広げた。
そこから嵐とミッキーが再び共演を果たしたのは、およそ1年4カ月後のこと。嵐の冠番組『ひみつの嵐ちゃん!』(TBS系)の2011年3月31日放送回に、ミッキーがゲストとしてやって来たのだ。ミッキーが特技のドラムを披露したり、ドナルドやグーフィーたちも加わってメンバーとペアになりながらダンスを踊ったりと、観ているだけで笑みがあふれた特別な時間。そのラストには、ディズニーの仲間たちと嵐が「星に願いを」「ミッキーマウス・マーチ」といったナンバーをパフォーマンスしていたことも印象深い。当時、東日本大震災発生から半月ほどというタイミングで、彼らのステージに明るい気持ちを取り戻した人も少なくなかっただろう。
ディズニーと深い関わりを持つアーティストといえば、MISIAを忘れてはならない。2006年、当時開園5周年を迎えた東京ディズニーシーは『東京ディズニーシー5thアニバーサリー』と題したイベントを開催。そのアニバーサリーイベントのテーマソング「Sea of Dreams (Tokyo DisneySea 5th Anniversary Theme Song)」を歌唱したのが彼女だった。
月日が経ち、2022年に東京ディズニーシーで新たにスタートしたナイトショー『ビリーヴ!〜シー・オブ・ドリームス〜』にて、MISIAとディズニーシーは再びタッグを組んでいる。『ビリーヴ!〜シー・オブ・ドリームス〜』は、ディズニーの仲間たちがどんな困難に見舞われても諦めず、信じ続けることで夢を叶えていくストーリー。エンディングで流れる日本語テーマソング「君の願いが世界を輝かす」は、MISIAが歌唱と日本語訳詞を手掛けている。〈君の願いが 君の世界を 輝かす〉〈その輝きは 世界を照らして/のぞむ場所へと 導いてくの〉といった希望に満ちた歌詞、彼女の力強く伸びやかな歌唱が、ディズニーがずっと唱えてきた“夢を信じることの大切さ”を私たちにあらためて伝えてくれるのだ。
筆者自身、物心ついた頃からディズニーも音楽も身近にあった。大人になった今も、変わらずに両者から多くの“ワクワク”を受け取っているし、それはこれからも続いていくことだろう。ディズニーとアーティストによる魔法のような化学反応が、今後も生まれることに期待している。