timelesz 寺西拓人、ブレないからこそ漂う“大人の余裕” 『タイプロ』参加前から一貫した自分の軸

 寺西が醸し出すそんな“大人の余裕”は、『timelesz project -AUDITION-』(Netflix)参加前からずっと変わらない。実際、2024年3月に行われた『ラーメンD 松平國光』パイロット版の会見では、共演者から「お兄さん感というか、包容力がある」「すごく優しくしてもらっている」と印象を語られていた(※1)。それから1年経って周囲の環境が大きく変わった今もなお、その人柄はずっと変わっていないのだと分かる。

 他方、寺西は『timelesz project』参加中の取材となる、3月13日発売の雑誌『STAGE navi』vol.100(産経新聞出版)のインタビューで、以前と変わらない空気をまとっていると指摘されると、「変わらないでしょ!何をどうやったら変わるんですか(笑)」と答えていた。さらに、『TVガイドAlpha EPISODE JJJJ』(週刊TVガイド関東版2025年4月10日号増刊/東京ニュース通信社)では「売れるためには昔からのファンの方を置いていったほうがいいという考えを聞いたことがあるのですが、僕はそれに抗いたいなと思っていて。パフォーマンスや作品を通して自分がこれまで通り変わらずにやっていることを見てもらえれば、分かってもらえると思いっています」と話している。「環境が変わったとしても自分自身は変わらない」ということを当然のように捉えているように受け取れる。30歳にしてアイドルとしてデビューした寺西は、これまで、人一倍もがき苦しんで道を模索した時期もあっただろうと想像するが、彼の内側にある軸はずっとブレることがないのだ。だからこそ、どこか余裕を感じさせる穏やかな空気をまとうことができるのだと思う。

 振り返れば2月15日、timeleszの新体制発表記者会見が行われた日に、寺西は以下のように語っていた――「僕もずっと役者として芝居をしていたので、芝居のお仕事を続けていきたい」(※2)。この言葉通り、寺西は、アーティスト活動と並行して現在も俳優業に精を出している。その後に続けた「僕の好きなものが仕事に繋がったらいいなっていう思いも込めて、何か(好物である)貝の関連の仕事があれば」という言葉も含め、寺西にとって“寺西拓人”という一個人と、彼自身が取り組んでいる仕事は、あくまでも地続きであるようにも思えるのだ。何にも染まっていない、自然体で柔らかな人間性と笑顔。誰にも代えられない魅力を備えた寺西は、きっとこれからも幾多の人々を魅了し続けるだろう。

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