上田竜也がKAT-TUNに注いできた情熱 時代ごとに変化してきた役割、揺るぎない信念とファンに寄り添う優しさ

 3月27日放送の『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)に出演したKAT-TUNの上田竜也。「もっとモテたい7人の男」と題してゲスト陣のベストショットを披露し、最近のトレンドを踏まえた「令和の女子ウケ抜群な1枚」のほか、高々と上がる噴水を背にしたKAT-TUNのコンサートでのワンシーンを切り取った写真や映像も公開された。

 さらに、「モテる男のベストパフォーマンス」では、上田自ら「見た目的に弾ける感じがしない」と謙遜しつつ、ピアノを弾くことができると告白。ライブで披露した上田のピアノ演奏シーンが流れるなど、彼のまだ知られざる一面が地上波に放たれた。

 既報の通り、3月31日をもって19年の歩みを止めることになったKAT-TUN。様々な困難を乗り越えてきた印象が強く、その都度メンバーが背負うものや役割にも少しずつ変化があったように思う。この長いようであっという間の時間の中で、上田もまた活動内容や役割が変化していったひとりだ。

 『カートゥンKAT-TUN』(日本テレビ系)など、様々な冠バラエティ番組を経験してきたKAT-TUN。中でも、『KAT-TUNの世界一ダメな夜!』(TBS系)をはじめとするシリーズの中で、マッコイ斉藤の演出によって大きく変化したのが上田だ。アイドルとのバラエティ番組が初めてだったというマッコイと、バラエティの洗礼を受けるKAT-TUN。振り切った企画に挑み、時にはキレる様子を見せていた上田。一番ぶつかりあった間柄であるものの、のちにマッコイが上田の成長に喜びのコメントをしていたほど。そうした上田の成長とともに見ることができた、“カッコいいだけじゃない”KAT-TUN。バラエティの洗礼を受けながら時にはカッコ悪い姿をもさらけ出し、たくさんの笑いをもたらしたものの、最後には「やっぱりカッコいい」と思わせてくれるKAT-TUNを見せてくれた。

 2012年からレギュラー出演してきた『炎の体育会TV』(TBS系)では持ち前の熱血ぶりを活かしたキャラクターがハマっていた。自らボクシングに挑戦したほか、上田が監督となって陸上部や水泳部を結成。ジュニアたちとともに熱い試合を繰り広げた。その取り組む姿勢からは、ビジュアルだけがウリではない人物であることが、幅広い視聴者層に伝わったことだろう。

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