歌ってる私たち自身が共感したり、励まされたりする歌詞が多い

──デビュー曲「A.R.T.」を聴いた時の感想を教えてください。

AKARI：UN1CONがこの形になるまでに、メンバーも楽曲もいろんな編成を経ているんです。3人の時とかもあったし、本当にいろんなジャンルの曲で練習してきました。私が「A.R.T.」を聴いた最初の印象は、「なんかめっちゃ方向性変わった」って（笑）。それまではもっとポップでアイドルっぽいかわいい曲が多かったんです。でも同時にこの曲なら私たちも自分の新しい可能性を引き出せるんじゃないかと思いました。すごくワクワクしましたね。

NARAE：わかる。最初の候補曲は結構かわいい感じだったので、正直「私これ似合うのかな？」って思ってた（笑）。だから「A.R.T.」を聴いて「やっとこの感じが来た！」と思いましたね。あとシンプルに5人にハマってると思います。

MANAMI：最初に聴かせていただいた時は、仮歌が韓国語だったこともあって、もっとヒップホップな印象でした。私はどんなコンセプトでも自分のスタイルにできる自信はあるけど、「A.R.T.」は私のキャラに合っていると思えたから嬉しかったです。あとラップパートが多い！

KOKORO：私はNARAEちゃんと逆でこんなにかっこいいスタイルが自分にマッチするかが心配でしたね。でも「ここ歌ってみたいな」と思っていたパートをもらえたし、実際に歌ってみるとどんどん自分にフィットしてくる感覚があって。今は大好きな曲です。

JOA：自然と身体が動く感じが最高ですよね。ほんと激アツでした。しかも曲がどんどん展開していろんなリズムや音が入ってくるじゃないですか。私はかっこいい系が得意だから、どんな振り付けになるのか楽しみにしてました。

──特に好きな歌詞はありますか？

JOA：〈Get your popcorn baby cause／it’s starting〉ですね。“スタートしたらもう弾けなきゃ”って意味なんですけど、この曲を盛り上げられる歌詞だし、自分自身も歌っていると高まるんです。あと『日プ』のオーディションで「Popcorn」という曲をパフォーマンスさせていただいたので、自分のパートで“popcorn”というワードを歌えることがすごく嬉しかったです。

KOKORO：私はBメロの〈トリミングされたsky／覗けば広がる世界／決められたフレームにはまらないで〉ですね。この歌詞はAKARIちゃんのパートにもあるんですが、私はたまに落ち込んじゃうことがあるんです。踊りながら涙目になっちゃうみたいな。そういう時にこの歌詞がすごく自分に刺さったんですよね。

JOA：「A.R.T.」は歌っている私たち自身が共感したり、励まされたりする歌詞が多いよね。

AKARI：うん。私もKOKOROと同じ箇所が好き。今の時代は価値観がアップデートされて、いろんなことが自由にはなってきてはいるけど、とはいえ、じゃないですか。人と違うことをしていたりすると、周りの目線とかも気になっちゃうし。そういう瞬間に背中を押せるフレーズを自分の声で届けられるのはすごく嬉しい。お気に入りのパートです。

MANAMI：私は〈涙の色も笑顔の色も／混ぜ合わせて私はここにいる／どんな世界でも／塗り替えていける〉です。この曲を聴いてくださる人にも勇気を与えられたら嬉しいし、なにか伝わったらいいなと思いながら歌っています。

NARAE：私も同じ。あと自分のパート（〈Watch me walk and shine／Trails of colors follow me〉）も好き。リズムがかっこいいし、楽しいし、リスナーも乗れるんじゃないかな。

「A.R.T.」は5人の個性が詰まって出来上がった作品

──MV撮影はいかがでしたか？　こぼれ話もあったら教えてほしいです。

NARAE：そもそもMVの撮影も初めてだったんです。自分たちをメインで撮っていただくことが新鮮すぎました。ソロショットとかもそうで。それぞれの個性が出たメイクや衣装を用意していただけてすごく楽しかったです。

JOA：撮影は廃墟で行ったのですが、壁一面に描かれているアートはこの撮影のために用意していただいたものなんです。高さが3mで横幅が20mもあって大迫力でとてもかっこいいですよね。

KOKORO：こぼれ話だと……真っ白な石膏像にペンキをかけていくシーンがあるんです。「衣装につかないように気をつけなきゃね」って私とJOAちゃん、NARAEちゃんで話してたら、AKARIちゃんとMANAMIちゃんが思いっきり衣装にペンキをつけちゃってて。

AKARI：気づいたらね（笑）。

──では最後にUN1CONの目標を教えてください。

JOA：まずグループとしての目標は2年以内にアリーナ規模の会場でライブをすること。

KOKORO：海外でもライブができるようになりたいです。UN1CONとしていろんな方に知ってもらいたいし、そのために5人が力を合わせてひとつになって突っ走っていきます。あと私たちにはみんな違う特徴があるので、それぞれがUN1CONを代表するソロアーティストとしても活躍できるように努力します。自分が輝ける場所で活躍できるグループと人間になりたい。

MANAMI：私は出身地の福岡でライブしたいです。みんなを地元のいろんなところに連れていって、いっぱい紹介したい。あと会場の大小に関係なく、目の前にいるファンのみなさんに感謝して、大事にする人間でいたいです。個人的にはラッパーの方とも共演してみたいです。

AKARI：私はライブが大好きなので、ファンの方と同じ空間で幸せな気持ちを共有できるアーティストになりたいです。ホール、アリーナ、ドーム、スタジアム……いろんなステージに立ちたい。そしていずれはアメリカのビルボードチャートで1位を獲りたいです！

KOKORO：グループの中では私がダンスを始めたのが一番遅くて、自分をかっこよく見せるという意味ではまだまだ未熟なんです。練習中にもみんながいろいろアドバイスしてくれるので、もっと磨いていきたいです。

JOA：いつもUN1CONとしてのかっこいい表現が見つかるまで、みんなで意見を出し合いながら練習しています。

NARAE：自分の得意不得意は関係なく、歌もダンスもどんどんクオリティを高めていきたい。みんなプライベートでは誰かに意見したりするタイプじゃないけど、作品については意見を出し合うことができるんです。これからもみんなでしっかり納得できるパフォーマンスを目指していきたいですね。

■リリース情報
配信シングル「A.R.T.」
https://un1con.lnk.to/A.R.T.PR

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