Mrs. GREEN APPLE 大森元貴は愛用の半纏で登場 こっちのけんと、BE:FIRSTら『紅白』会見・リハレポ
12月29日より、12月31日放送の『第75回NHK紅白歌合戦』(NHK総合/以下、『紅白』)リハーサルが行われている。出場アーティストたちの会見とリハーサルの模様をお伝えする。
こっちのけんと
『紅白』初出場となるこっちのけんとは、今年TikTokでもダンス動画が流行した「はいよろこんで」を披露する。リハーサルでは、中央のステージから客席を通ってメインステージへ移動し、出場者のネームプレートを掲げたスタッフとにぎやかに“ギリギリダンス”を繰り広げる姿が見られた。会見では、「去年と比べたら0から100ぐらい変わっている」と口にするほど躍進を見せた一年。当日は今年数々の歌番組で歌唱してきた「はいよろこんで」を披露するということで、「熟練度マックスの『はいよろこんで』を披露できればと思います」と意気込んだ。
多くの出場者がステージ上で見守るなかでのパフォーマンスになる点には、「リハーサルから(名前の)文字を見て緊張するというか」と漏らしつつも、「当日怯えないように脳内でイメージして臨みます」とコメント。また、兄であり、『紅白』出場者の先輩でもある菅田将暉からは特にアドバイスを聞いてないといい、「単純に、兄には楽しんでもらおうと」と口にした。最後に記者から今年を表す漢字一文字を問われると、本名の一字でもある「健」を挙げ、「“こっちのけんと”としても道ができたという意味と、健康的な一年を過ごせたなという意味で」と笑顔を見せた。
Omoinotake
島根県松江市出身の3人組バンド、Omoinotakeは「幾億光年」を披露する。かねてより「紅白歌合戦に出続けること」を目標として活動してきた彼らだが、念願の初出場ということで、藤井怜央(Vo/Key)は「目標の大きな第一歩を踏み出すことができると思うと本当にワクワクしておりますし、最高のパフォーマンスができればと思います」と喜びを滲ませた。
「幾億光年」のMVには髙石あかりが出演しているが、彼女が2025年度後期のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』の主演を務めることも先日発表された。ドラマも島根県松江市が舞台であり、福島智朗(Ba/Cho)は「ニュース見てびっくりしました」と明かす。さらに、裏話として藤井がMVのキャストの前で「幾億光年」を弾き語る場面があったといい、「貴重な時間だったんだなとあらためて思いました」と撮影当時を振り返った。松江の人たちへのメッセージを問われると、冨田洋之進(Dr)は「3人が出会えた大切な町。皆さんのおかげで今日まで頑張ってこられたので、今後も応援よろしくお願いしますという気持ちです!」と力強く語った。最後に今年を表す漢字として曲タイトルにも含まれる「光」を挙げ、福島は「光のように遠くまで曲が届いた一年だし、僕らの活動の中でもやっと光が差した一年だった」と感慨深い様子を示した。
LE SSERAFIM
3回目の出場となるLE SSERAFIMは、先日リリースされた日本3rdシングル『CRAZY』より、タイトル曲の「CRAZY -Japanese ver.-」を披露する。リハーサルでは、ステージ上で鮮やかなライトに照らされながらクールなパフォーマンスを見せてくれた。今年で3回目の出場に、KAZUHAは「3年連続出演させていただけることは本当に光栄」「大晦日に相応しいパフォーマンスができるように」と期待を込めた。見どころを問われると、YUNJINは「私たちは今年もスペシャルステージに参加させていただいています。違った姿を見せられると思うのでご期待ください!」とコメント。
『紅白』のステージが終わると、楽屋で年越しを迎えるタイミングでジャンプをすることが毎年恒例になっていると明かし、今年は18歳を迎えたEUNCHAEを含めた5人全員でジャンプしたいと記者たちに笑いかけた。特別企画『ディズニーファンタジーメドレー』にてMrs. GREEN APPLEの大森元貴(Vo/Gt)と「輝く未来」を歌唱するSAKURAは、ディズニーシーで収録を行ったことも含めて「幻想的な世界観で大森さんと歌唱させていただいて、忘れられない思い出になりました」としみじみと語った。今年は日本で初めてのファンミーティングも行い、EUNCHAEは「記憶に残る一年になった」という。そんな一年を締めくくる大舞台に、CHAEWONは「私たちのパフォーマンスをかっこよくお見せしたいなと思っています」と意気込みを見せた。
Mrs. GREEN APPLE
2回目の出場となるMrs. GREEN APPLEは、「青と夏」と「ライラック」の2曲をメドレーで披露する。会見で大森元貴が「昨年すごく楽しかったので今年も精一杯楽しみたいと思います」とコメントすると、藤澤涼架(Key)と若井滉斗(Gt)も同調。ちなみに、この日大森が着ていた袢纏は普段から家で着用しているもので、「緊張するのでなるべくフラットな感じで来ようと思った」のが理由とのこと。一番楽しみたいことを具体的に問われると、大森は「舞台袖で色んな有名な方も見られるので」と話して記者たちの笑いを誘った。
大森は特別企画『ディズニーファンタジーメドレー』にて、LE SSERAFIMのSAKURAと「輝く未来」も歌唱するが、藤澤は「羨ましかったですね」と明かしつつ、当日映像を見るのが楽しみだという。数々の作品リリースにスタジアムツアーと駆け抜けた2024年について、大森は「今月が何月なのか分からなくなる時がありました」「すごく楽しかった一年でしたね」と振り返った。さらに、デビュー10周年を迎える2025年はファンに感謝を伝える一年にしたいという。最後に今年の漢字を問われると、大森は「学ぶ機会が多かった」ことから「学」、藤澤は「びっくりするぐらいあっという間だった」ことから「瞬」、若井は今年初めて人間ドックを受けて自分の体を知ったことから「知」と回答。3人の仲の良さも垣間見える、終始笑いの絶えない会見だった。