岩田剛典&若槻千夏、初MC番組『超越ハピネス』収録後インタビュー 人生の多様さを考えるきっかけづくりに
“アフター・ハピネス”を感じられたことが、超越ハピネスな瞬間に
――ちょうど終戦記念日の深夜に『岩田剛典が見つめた戦争』が再放送されました。同番組冒頭では、「自分っていうフィルターを通して」と岩田さんが話していたのが印象的でした。そうしたフィルター機能もまた『超越ハピネス』同様に一つのきっかけになるものだと思うのですが、アーティスト活動とは別の意味で自分というフィルターを通して何かを伝えるというのはどんな感覚なのでしょうか?
岩田:三代目JSBのパフォーマーとしてデビューして以来、僕はアーティストとして活動してきました。今回の番組ではMCを担当させていただくことで、アーティストの部分以外で普段触れることのない機会を作れるという思いがあります。もちろんあまり自分がフィルターになっているんだという強い意識を持っているわけではありませんが、アーティスト活動もそれ以外の活動も全てが繋がっていくと良いなと思います。
――MCの経験が具体的にアーティスト活動に還元されることはあるのでしょうか?
岩田:例えば、今回『超越ハピネス』でMCを担当した僕を知って興味を持っていただいて、それをきっかけにグループやソロのライブに来ていただくこともあると思うんです。逆にこれまでずっと応援していただいているファンの方たちには、アーティスト活動をひっくるめて新しい一面だと感じていただける。もっと言えば、入り口はどんな活動でも良いのかもしれない。その意味で番組では意識的にキャッチしないと考えないような題材をトークテーマにしていますから、より多くの方に間口を広げたいという思いがあります。
――番組ではゲストの2人のみならず視聴者やMCのお二人のハピネスな空間が感じられるモノでした。お二人にとっての超越ハピネスな瞬間を教えてください。
岩田:なるほど、自分たちにとっての超越ハピネスな瞬間ですか……。
若槻:この仕事のMCに選んでいただいたことは、本当にハピネスですよね。
岩田:はい、それは本当に。
若槻:どういう企画会議をしたら、この二人をMCにすることで決着がついたのか(笑)。改めて考えてしまいますが、もしかすると一番のチャレンジャーはスタッフさん。チャレンジするスタッフさんの姿勢にハピネスを感じますね。
――話をまとめると、最初のキャスティング段階ですでにハピネスが始まっていて、収録で実際にハピネスを経験し、そこからさらに……。
岩田:アンド・ハピネス……。今は収録が終わってアフター・ハピネス!
若槻:放送が続いたらさらにハピネスです。
――そうですね、視聴者もハピネスを超えていく瞬間を共有していく番組だと思います。今後の番組放送も楽しみにしたいところです。
岩田・若槻:ありがとうございます。
――番組を通じてこれから超越ハピネスをシェアする視聴者に向けてメッセージをお願いします。
若槻:この番組を観て、それこそ話しにくい話題だとしても、みんながとにかくお喋りして理解を深め合い、それがあっという間の30分だと感じていただけたらいいなと思います。何か明日からの自分のハピネスを見つけられ、自分も頑張ろうと私たちMCが思うことができたので、今回の収録ではそうした思いを届けられる自信があります。
岩田:そうですね。多様な生き方がある現代の中で、一生懸命今を生きている方たちをお招きして、お話をさせていただく。自分自身MCという立場ではありますが、勉強させていただきました。嘘偽りない実体験を赤裸々に語っていただける様というのは、間違いなく視聴者の皆さんにも届くと思います。日々の活力やモチベーションになるような番組になったらいいなと心から思います。
■番組情報
特番『超越ハピネス』(NHK Eテレ)
URL:https://nhk.jp/chohapi
放送日:9月26日(木)22:00〜22:28 再放送9月29日(日)18:30~18:59