PSYCHIC FEVER、初開催『サマソニバンコク』トップバッター飾る ライブ会場を熱気の渦に
同楽曲を提供したビートメイカー・ineedmorebuxが同じく制作に携わり、メンバーのJIMMYとWEESAもライティングに参加した6月28日ニューリリースの「Perfect feat. JIMMY & WEESA」では、聴く人の鼓動を早めるバウンシーなジャージークラブビートが展開。花道に移動したメンバーは観客と近くでコミュニケーションを取り、ステージを自由に飛び跳ねる。先頭に立って花道を歩き、2人で1曲を歌い切ったJIMMYとWEESAが、曲終わりに互いを称え合うようにシェイクハンドを交わす姿も印象的だった。PSYCHIC FEVERが世界に届ける高品質で幅広い音楽性が、序盤からたっぷりと堪能できるセットリストだ。
「Let’s jumping together!」「Are you guys ready for jump?」と観客に問いかけるJIMMYとWEESAの煽りで始まった「Highlights」を終えて、セットリストは早くも後半戦へ。F.HEROと、同じくHIGH CLOUD ENTERTAINMENT所属のヒップホップ・ダンス・グループ BEAR KNUCKLEとのコラボで話題となった盛り上げ曲「SPICE feat. F.HERO & BEAR KNUCKLE」、さらに、剣・小波津・半田と、中西椋雅、渡邉、JIMMY、WEESAの2組に分かれてみんなでタオルを振り回すアッパーソング「IGNITION」……とハイカロリーな楽曲のバトンが、ステージに強力なエネルギーを送る会場のボルテージをますます高めていく。グループパーパスでもある “IGNITE YOUR DREAMS”=「あなたの夢に火をつける」の文字通り、ライブ会場を燃え上がる炎にも似た熱気に包むと同時に、着実にグローバルスターダムを歩み出している彼らの生き様がありありと感じられる瞬間だった。
終盤戦に差し掛かったステージで、JIMMYとWEESAの「Let’s go, REN!」という掛け声に背中を押され、左手を高く上に突き上げた渡邉は、「All right, everybody put your hands up!」と一言放ち、ライブではお馴染みのビートボックスで会場の注目を一身に集めた。そのリズムに乗せた小波津・WEESAによるアカペラが、ラストスパートに場内のボルテージのギアをもう一段階引き上げる。ラストソングを飾るのは、大注目のタイの18歳のラッパー、SPRITEがfeat.で参加し、「BEE-PO」同様に現地音楽プロデューサー・NINO率いるHYPE TRAIN PRODUCTIONチームが書き下ろした「FIRE feat. SPRITE」。終演間際に勢いよくジャケットを脱ぎ捨て、赤いタンクトップ姿になった小波津をセンターに繰り広げた激しいダンスブレイクでは、目まぐるしく移り変わる息の揃ったフォーメーションが会場中の視線を奪っていく。最後の最後までノンストップで駆け抜けたPSYCHIC FEVERのステージは、サマソニバンコクの歴史に確かに刻まれるものとなったに違いない。
PSYCHIC FEVERは現在開催中のグループ初の単独アジアツアー『PSYCHIC FEVER ASIA TOUR 2024 “HEAT”』で、9月14日にタイ・チェンマイ、21日にマレーシア・クアラルンプール、10月12日にタイ・バンコクをまわる東南アジア諸国での公演を予定している。既に国内外からの支持を集め、日泰の交流の架け橋としても活躍するPSYCHIC FEVERが、アジアを超えて世界を飛び回る日もそう遠くはないだろう。『SUMMER SONIC BANGKOK 2024』、そしてアジアツアーを経て世界進出の基盤を固め、驚異のスピードで進化を遂げていくPSYCHIC FEVERを、今のうちから必ずチェックしてほしい。
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