Travis Japanの天然キャラは松田元太だけじゃない 松倉海斗と七五三掛龍也のポテンシャルに注目

 Travis Japanの天然キャラと言えば、松田元太を思い浮かべる人も多いだろう。松田は強烈な天然キャラとして、今やバラエティ番組で大ブレイクを果たし元々持っていた歌やダンス、そして演技の実力も広く認知されるようになった。しかし、Travis Japanには松田以外にも、松倉海斗と七五三掛龍也という、タイプの違う天然キャラがいる。2人も、天然キャラをきっかけに、彼らの高いポテンシャルが多くの人に知れ渡ることが期待される。

 松倉は、7月20日に放送されたフジテレビの大型生番組『FNS27時間テレビ 日本一たのしい学園祭!』の中の番組『千鳥の鬼レンチャン~サビだけカラオケ タッグモード大会~』に、松田との“松松コンビ”として参加した。番組では、カラオケのうまさを競う本来の目的をよそに、松倉が松田に対して「自分のほうが語彙力がある」という理由で四文字熟語ラップ対決を仕掛けるなど、松倉の発言をきっかけに予想のつかない展開となった。このラップ対決の気まずい雰囲気を解消するため、スタッフが「お互いを四字熟語で褒め合ってください」という提案に対する発言、「お前最高」(松倉)「以下同文」(松田)は、放送後ネットミームとしてさまざまなパロディを生むなど、大きな反響を呼んだ。最終的に、松倉と松田は8曲目まで進むものの、自身が不安なパートに対して「音程のバーを隠して歌う」という作戦を松倉が敢行し、結局その不安なパートで失敗するという結末で幕を閉じた。

 松倉の天然キャラとしての面白さは、純粋さと想いの強さから生まれるものだ。この『千鳥の鬼レンチャン』でも終始、松倉が自分の想いを吐露し、そこから突飛な提案が飛び出すところから、大きな笑いが生まれていた。本人が面白くしようと思っておらず、あくまで本人は真剣に自分の気持ちをぶつけるからこそ、それが妙に面白く、そして可愛らしく見える。実際、松倉は自分が好きなものに対しては、徹底的に突き詰めるタイプだ。松倉が特技とするギターや作曲も、好きなギターを追求した結果だ。そしておそらく、ダンスも彼にとってはそうなのだろう。その生真面目さが、時に奇想天外な面白さを生んでいる。ピュアという点では、ある意味松倉が、Travis Japanの誰よりも天然キャラと言えるのかもしれない。

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