倉木麻衣、デビューから変わらない音楽活動へのスタンス 25周年イヤーで見せる怒涛の展開

 デビュー25周年イヤーに突入した倉木麻衣が、サブスク解禁、イベント開催、テレビ出演など、2024年に怒涛の活動を展開している。

 1999年10月16日、わずか16歳で“Mai-K”名義の全米デビューシングル『Baby I Like』をリリース。その後、同年12月8日に1stシングル「Love, Day After Tomorrow」で日本デビューを果たした。本場アメリカの空気を取り込んだR&Bは日本でも大ヒットを記録。『名探偵コナン』のオープニング/エンディング、映画やドラマの主題歌、CMソングなどを担当したことで人気を高め、25周年を迎えた現在も愛され続けるシンガーとしての地位を確立した。

倉木麻衣 「Love, Day After Tomorrow」

25周年で様々なアニバーサリー企画を展開中

 そんな彼女は、デビュー25周年イヤーがスタートした2023年12月8日より、デビュー曲から最新曲までの全シングル、アルバム、DVDシングル、配信シングル(ボーナストラックなど一部を除く)のサブスクを解禁。それまで人気アニメ『名探偵コナン』の主題歌を務めた楽曲については部分的にサブスクを解禁していたものの、それ以外の400曲を超える楽曲についても、すべてApple MusicやSpotifyなどで聴けるように。その後、今年の4月26日から5月6日には、東急プラザ銀座にて、デビュー25周年を記念した展示会『倉木麻衣 25th Anniversary “2525☺” Museum』を開催。倉木の歴代アートワークや等身大のリアルフィギュア、手書きの歌詞が展示され、これまでの軌跡を辿れる展示内容はファンの間で大きな反響を呼んだ。

 倉木は予てからカンボジアの寺子屋支援や、石巻市での震災復興プロジェクトなど、音楽を通した社会貢献活動を積極的に行ってきたアーティストだ。本展示会においても、耐水性と強度に優れたエコ素材・ユポ紙で作られた直筆サイン入りの特製ポスターをチャリティーグッズとして販売し、その売り上げの一部を、能登半島地震や台湾地震の被災地支援として寄附するという、以前から社会貢献活動に力を入れてきた倉木らしい取り組みもあった。

 さらに、4月22日からはU-NEXTで倉木のMV53曲分が視聴できるようになったほか、5月22日より同じくU-NEXTで、2001年に開催された初の全国ツアーのライブ映像『Mai Kuraki & Experience First Live Tour 2001 ETERNAL MOMENT』『Mai Kuraki 2004 Live Tour “Wish You The Best” ~Grow, Step by Step~』が独占配信された。2001年のツアーはデビューから2年のまだ初々しさも残る、倉木の貴重なライブシーンを見ることができる。

 そして6月21日からは東京・池袋にあるサンシャイン水族館とのコラボも実現。18時以降の夜間限定で倉木のプロデュースした特別水槽が設置されているほか、クラゲエリアの水槽では、代表曲の1つ「Secret of my heart」に合わせた照明演出が行われている。倉木による音声ガイドや本人描き下ろしのイラストを使用したオリジナルグッズの販売もある上に、同イベントのために書き下ろした「Forever for you」を含む倉木の楽曲で館内BGMが構成されており、ファン必見・必聴のコンテンツが充実したイベントとなっている。

 また、今年の倉木はメディア露出も非常に多い1年となりそうである。特に6月~7月は、様々な音楽特番に出演。6月22日に日本テレビ系の『with MUSIC』に出演して「Secret of my heart」を歌唱すると、そのわずか4日後の6月26日には『テレ東ミュージックフェス 2024 夏』(テレビ東京)に登場し、「Love, Day After Tomorrow」のパフォーマンス。SNSでは「ビジュがいつまでも美しすぎる」「歌声もあの頃のまま」など、ビジュアルもパフォーマンスもデビュー時より変わらずにキープする姿を賞賛する声も見られた。

 11月と12月には大阪と東京でアニバーサリーコンサートを開催予定。11月3日に大阪国際会議場 メインホールで、12月7日には東京ガーデンシアターで『25th Anniversary Mai Kuraki Live Project 2024 "Be alright ! " supported by U-NEXT』を開催し、25周年イヤーを締めくくる。

関連記事