草彅剛&香取慎吾、“友達”とは違う不思議な関係 35年以上の絆を経ても互いに知らない一面とは?
6月7日、草彅剛と香取慎吾がお互いのYouTubeチャンネルに出演し、待ち望まれていた“しんつよ”のコラボレーションが実現した。
2020年には、香取が自身の音楽アルバム『20200101(ニワニワワイワイ)』のプロモーションを兼ねて、草彅のYouTubeチャンネル「ユーチューバー 草彅チャンネル」へ出演したことはあったが、本格的な“顔合わせ”はこれが初めて。香取のチャンネル「SHINGO KATORI」では「香取慎吾×草彅剛 服バカ対談【服バカTV】」と題して、デニム、帽子、スニーカーを持ち寄ってそれらのアイテムへの思い入れを語り合う企画が行われ、「ユーチューバー 草彅チャンネル」では「【念願】ついにコラボができました!慎吾ちゃんと焼肉トーク」という企画タイトルの通り、焼き肉に舌鼓を打ちながらお互いの近況などをトークした。
初コラボが行われた背景にあったのは、草彅が主演映画『碁盤斬り』の公開に合わせてバラエティ番組『日曜日の初耳学』(MBS/TBS系)などに出演した際、香取がVTR出演したことや、新しい地図のファンミーティングでふたりのユニット“SingTuyo”の新曲「眩しい未来」が披露されたこと。香取は6月9日放送のラジオ番組『ShinTsuyo POWER SPLASH』(bayfm)のなかで、そういった機会がきっかけとなり「なんかこうふたりの感じがあったんで『コラボしようか』と。そうしたらいろいろスケジュールも合って」と語った。
ふたりのYouTube初コラボで特に印象深かったのが、自分たちの仲について話していたところだ。
草彅は、これだけ長く付き合いを持っている相手がいないことから「慎吾ちゃんがいちばん友だち」としたうえで、「“友だち”とはちょっと関係違うじゃん、だからすごい不思議」「友だちだけど、仕事を一緒にして」と独特な距離感について言及。これは、草彅と香取の関係性を表す重要な言葉なのではないだろうか。
何より草彅と香取は、波長が合う仲であることに違いはないだろう。5月に行われた大阪でのファンミーティングのあと、ふたりがお揃いのキャップをかぶって帰っていたことも動画内では明かされた。草彅が「ちょっと照れくさいけどね」と言えば、香取も「新幹線に座ってんの、ふたりで」と振り返っていた。その話を聞いて、同じキャップをかぶってちょっと気まずそうに並んで座る“しんつよ”の光景を思い浮かべたファンは大勢いたはず。草彅が香取に対し「ちょっとDNAレベルで似てるところがあると思う」と口にしていたことからも、無意識的な近さがあるのではないだろうか。
一方、30年以上の付き合いがあるにもかかわらず、やりとりには新鮮さがあり、トークも弾む理由は、プライベートで頻繁に会っていたり、マメに連絡し合ったりするベタベタな関係ではないからこそ。
「ユーチューバー 草彅チャンネル」では、草彅が「『鬼滅の刃』、『呪術廻戦』、『グラップラー刃牙』、『終末のワルキューレ』とかめっちゃ観てるよ。アニメ好きだね」と言えば、香取は「実写モノっていろいろ考えちゃう?「『ここクレーンカットだな』とか『ここ風強いから大変だろうな』とか」と作品の見方について語った。
ほかにも「これまでの活動で後悔していること」について、香取が「反省する?」と尋ねれば、草彅が「芝居ではしない。ダメだったら直していくけど、後悔はない」「失敗しないとさ、直してみようと思わないじゃん。だから後悔じゃない」と持論を話していた。30年以上一緒にいても、お互い知らない一面がまだまだあり、好奇心を持って話し合えるのは、とても素敵な関係性だ。