齊藤京子が日向坂46に残したものとは? センター曲「僕に続け」で示したアイドルとしてのあり方
齊藤がセンターを務める最後の楽曲「僕に続け」(11thシングル『君はハニーデュー』収録曲)のMVが4月3日に公開された。作編曲は1stシングル表題曲「キュン」や2ndシングル表題曲「ドレミソラシド」も手がけた野村陽一郎、MV監督は安藤隼人という日向坂46にとっての黄金タッグ。潮紗理菜(2023年12月卒業)、加藤史帆、齊藤、佐々木久美、高本彩花のユニット・りまちゃんちっくの楽曲「ママのドレス」(3rdシングル『こんなに好きになっちゃっていいの?』収録曲)を手がけたクリエイター陣ということもあって感慨深いものがある。日向坂46にとって表題曲では初めて恋愛ソングではない「月と星が踊るMidnight」について、秋元康から「人生観を歌ってほしい」というリクエストがあったことを日向坂46 デビュー5周年記念公式ブック『H46MODE vol.1』(光文社)の中で明かしていたが、今作も未来へ向かう決意を歌った力強さが齊藤の生き様と重なる。
齊藤は公式ブログで、「まるで8年間を一本のMVで綴ったような、そんな素晴らしい宝物のようなMVとなっています」(※1)と語っていた。MVはまだ制服を着た何者でもない齊藤が1人で道路を歩くシーンから始まり、一期生、二期生、三期生、四期生が合流。齊藤の過去の映像がインサートされるとともに、当時の衣装で踊る齊藤とメンバーの姿が映し出され、齊藤が歩んできた8年が凝縮された約4分半の映像となっている。歌詞の解釈はそれぞれによって異なるが、〈高波は全部 僕が受ける/夢ある者 後に続け〉という歌詞は、日向坂46の顔として、アーティスト、女優、バラエティと多方面で道筋を開拓してきた齊藤の言葉を秋元が代弁しているようにも思える。〈僕に続け〉という力強いメッセージは、一匹狼とも言われていた齊藤のスタンスを示しているようだ。
齊藤が最後のブログに綴った「皆さんに出会えて私は本当に幸せです」という言葉を聞いて筆者は安心した(※2)。彼女がグループに残してくれたもの。それは希望だったのではないだろうか。齊藤が自ら矢面に立ってきたおかげで、後輩たちは安心して進むことができる。その希望の光は日向坂46の道のりを明るく照らしているはずだ。
※1:https://www.hinatazaka46.com/s/official/diary/detail/55347
※2:https://www.hinatazaka46.com/s/official/diary/detail/55388
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