ここから、ライブは終盤へ。サポートの高橋遼が奏でる優雅なキーボードの調べの中、4度目の「乾杯」へ。そして、「今夜はブギーバック」のサビをマッシュアップした後、「R.M.T.T」へ。曲のラストでは、磯野がマイクを丸々フロアに託し、観客が大合唱で応えていく熱い一幕も。「ラーメンだけじゃなくて、寿司も好きなんですよ」という磯野のつぶやきの後に披露された新曲「寿司と酒」のアダルトなグルーヴも最高だった。そして、「2024年も止まらずに走り続けるYONA YONA WEEKENDERSを引き続きよろしくお願いします」という凛とした挨拶を経て、「よしなに」「シラフ」を披露。本編ラストの「Open your eyes」では、この日一番の狂騒的なダンス空間を作り上げてみせた。

　アンコール1曲目は、「皆さんの頑張りが報われますように」という磯野の願いの言葉を添えて届けられた新曲「春よ来い」。優しくたおやかでありながら、時にドラマチックな展開をみせる切実なメロディが胸を打つ。そして、日曜日の夜に呼びかける「明日も頑張ろう」の後に披露した「月曜のダンス」でライブを締め括ったと思いきや、鳴り止まぬアンコールの声に応える形でダブルアンコールが実現。磯野は、今回のツアーを通して、「ちゃんと（自分たちの音楽を）届けるべくして届ける先が見えた」「こんなに、おじさんを待ってくれている人がいるんだなって。嬉しいよね」と万感の想いを語り、また、いつも自分たちの音楽活動を支えてくれているスタッフに感謝を伝えた。そして、フロアから温かな拍手が響く中、「思い出in the sky」へ。ラストの一節〈いつか君を連れてくよ〉の後、磯野が観客に向けて「一緒に行きましょう」と告げた一幕が忘れられない。ラストは、「15」で熱烈な大団円。磯野の「また一緒に乾杯しましょう！」という言葉で今回の長きにわたるツアーは幕締めとなったが、4月の渋谷 Spotify O-EAST公演を含め、既に今後のライブの予定が次々と決まっている。決してとどまることなく音楽の旅を続けていく彼らの歩みから、今年も引き続き目が離せない。

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■公演情報
『YONA YONA WEEKENDERS ONEMAN LIVE 2024』
公演日：2024年4月7日（日）
会場：Spotify O-EAST
OPEN 18:00 / START 19:00

▼チケット
スタンディング4,700円（D代別）
https://eplus.jp/yonayonaweek