DEEP、初の3人編成曲で届ける“大人の歌心” 『iCON Z』参加メンバーへの想いも明かす

「僕らが3人の帰る場所を守らないといけない」(TAKA)

――今回はせっかく3人なので、ぶっちゃけた話を聞かせてください。DEEP SQUADの宇原さん、RYOJIさん、SUZUKIさんの現在の活動をどうご覧になってます?

KEISEI:もともとDEEP SQUADに入ったばかりの頃から、高いレベルのスキルを要求されて大変だったと思いますよ。千本ノックみたいな。

TAKA:特にコーラスが難しいんですよね……。

YUICHIRO:ただ僕たちがレコーディングを教えたので、新しいグループでも率先してやっているんじゃないかなと。

TAKA:向こうでは3人とも先輩ですから。リーダーシップを発揮してくれているはずです。

KEISEI:グループ内の年齢差がDEEP SQUADと同じくらいなので、僕らの気持ちも分かってくれるのかなと思ってます。

――楽屋が静かだったり、不意に寂しくなったりしませんか。

TAKA:ありますね。6人だとわちゃわちゃしたりするし、ステージだと安心感もある。年末、久々に6人でライブしたら改めていいなと感じました。去年は3人が多かったので、またDEEP SQUADでツアーもしたいですね。そのためにも僕らが帰る場所を守らないといけません。

――ネットでは「Z世代がすごい!」といったニュースや記事が多い昨今ですが、今回の新曲では上の世代ならではの魅力を感じました。

TAKA:変わらないものがあってもいいと思いますね。新しさは曲調で出しつつ、歌ってみるとポジティブな意味でDEEPっぽくなるし。『LDH LIVE-EXPO 2023』の時も僕らだけバラードばかりで不安になりましたが、他のグループとは違う歓声をもらいました。スタッフさんからも「やっぱりDEEPは違う」と言ってもらえて、やっぱりまずは「歌心」を中心にやっていくべきなのかなと。

YUICHIRO:尊敬している歌手・アッシャーを見ていても、年々良さが増しているんですよ。

KEISEI:わかる。

YUICHIRO:ああいう色気を出していきたいです。海外アーティストは年齢で自分を括らないじゃないですか。それを見習って、僕も大人のいい歌を届けたいと最近は感じています。

KEISEI:TikTokとかSNSを何でもやるような活動が必ずしも正解じゃないですから。

YUICHIRO:それに若い人も僕たちの曲を歌ってくれているんですよ。

TAKA:「DEEPの曲を聴いて育った」という人がいるんだよね。これも長く続けてきた強みですから、そこも活かしたいですね。彼らにカバーしてもらえるような仕掛けもできたら面白いかもしれないですし。

――特に昨年くらいから、音楽の生成AIやAIボーカルなどの技術に大きな進歩が見られます。皆さんは未来の「歌」についてどう考えていますか。

TAKA:やっぱり生歌ですよ。僕はCDでさえ少し違和感を覚えます。AIはどうなのでしょう……。

KEISEI:歌詞もはめ込んでくれるんですよね。びっくりしました(笑)。

TAKA:デモとかを作る分には使いたいですね。イメージしやすくなりそう。

KEISEI:まだ人間には勝てないと思います。といっても未来が面白いとも感じてますよ。きっと違うフィーリングが生まれてくるんじゃないかな。

YUICHIRO:いやあ、でもやっぱり生ですよ。どんどん分断される世の中ですから、人と人が手を取り合って生きていくことが大事。

KEISEI:人間らしさが問われる時代ですね。

――一人ひとりが持つ楽器である声を響かせ合うという行為の価値が増してくるかもしれません。

TAKA:そうですね。完璧な歌もきれいだと思いますけど、ピッチがズレていても心地よく聴こえる瞬間も生だからこその醍醐味なんですよ。人の温度や熱があるのかが違いなんじゃないですかね。

――ありがとうございます。では最後に2024年の意気込みを教えていただけますか?

YUICHIRO:まずは3月にライブメインのファンクラブイベント(『DEEP LINK presents DEEP SQUAD FAN CLUB EVENT 2024 "DEEPER DEEPER"』)があります。がっつりDEEP SQUADとして歌うのでぜひチェックしてください。あとは3人でも6人でも多くの場所で歌えれば嬉しいです。

DEEP「Darlin’」

◾️リリース情報
DEEP「Darlin’」
配信中:https://smar.lnk.to/oLg8s3

DEEP Official Site
http://r.ldh-m.jp/deepsquad-official/

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